内容説明
自我という深海に、時代という荒波に測量器を下ろした詩人・啄木という現象!存在の故郷を求めて苦悩した「天才」詩人の全体像と可能性を追う。
目次
序章 石川啄木をどのように呼ぶか
第1章 啄木の出現した場所(S―村物語;“光の導師”姉崎嘲風と高山樗牛;国家の運命と理想)
第2章 存在の故郷を求めて(理想の戦士の登場;北へ向かう旅―「漂泊」)
第3章 自己という現象(東京の夜の底で;半分でしか生きていなくて―『一握の砂』と『悲しき玩具』)
第4章 高橋彦太郎のその後
終章 小さな検温器を見つめて
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