内容説明
足軽が各時代に果たした役わりをさぐっていくと、日本の合戦の実像がよくわかる。
目次
アシガルって何だ?
なぜ先陣をあらそう?(源平合戦のころ)
どんなことを名乗った?
1対1のルールとは?
領地に命をかける?
足軽の役目は手がらの証人?
武士は目立ちたがり屋だらけ?
武士の成績はどうやってきめられる?
水入りの一騎打ち!
家人や郎党と足軽はどうちがう?
足軽の時代になる―ゲリラ戦法現れる
足軽のゲリラ戦法を禁止できなかったのはなぜ?
応仁の乱が終わってみれば〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toska
13
作:高野澄、画:ムロタニツネ象。両者とも著作の多さと敷居の低さが特色で、日本人の持つ歴史イメージに影響を与えたという点では、そこらの研究者や作家より上ではないかと思う。そんな2人の強力なタッグ。お題は「足軽」で、子供向けのシリーズにしてはなかなかの渋さだ。流石に古い通説もでてくるが、鎌倉時代の下人から江戸期のサラリーマン化した足軽に至るまで要領よくまとめられている。現代の大人が読んでも楽しい。2025/05/07
misonikomi
1
ヒット作でした!多くの歴史漫画と違ってテーマ史的な切り口なので目新しくて面白いです。足軽についての豆知識がたくさん!2012/02/21