絵で見るある港の歴史―ささやかな交易の場から港湾都市への10,000年

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  • サイズ B4判/ページ数 32p/高さ 28X36cm
  • 商品コード 9784378041155
  • NDC分類 K230
  • Cコード C8720

内容説明

さあ、いよいよ船出です。この船旅は、時をこえて一つの港に立ち寄るふしぎな旅です。数千年のむかし、自然の入り江は小さな漁村にとって、理想的な交易の場でした。その同じ場所が今では活気あふれる港湾都市になっています。この変化はどのようにして起こったのでしょう?力と力がぶつかりあう時代に、この場所はどんな重要な意味を持っていたのでしょう?人びとは海賊の脅威にどう立ち向かったのでしょう?時代時代の人びとの生活ぶりをじっくりながめてください。見れば見るほど、新しい発見があるでしょう。また、災難にとりつかれた男とその子孫が、どの時代にもいます。さがしてみてください。

目次

港のものがたり
ローマ帝国の支配を受ける(150年ごろ)
新しい出発(950年ごろ)
近いつきあい、遠くとのつながり(1190年ごろ)
定期市のたのしみ(1450年ごろ)
新しい世界、新しい産物(1590年ごろ)
新しい金もうけ(1630年ごろ)
命がけの航海(1690年ごろ)
ゆたかさの裏がわで(1770年ごろ)
工業の発達(1890年ごろ)
不況の波(1930年ごろ)
大きくなった港(現在)
貿易の世界
船の進化

著者等紹介

ヌーン,スティーブ[ヌーン,スティーブ][Noon,Steve]
さまざまな分野でイラストレーターとして活躍。細部にこだわる卓越したテクニックと、長年の歴史への興味がむすびついて、『絵で見るある町の歴史』(さ・え・ら書房)では、2000年度ロングマン最優秀歴史書賞を受賞

ミラード,アン[ミラード,アン]
スティーブ・ヌーンとともに『絵で見るある町の歴史』で、2000年度ロングマン最優秀歴史書賞を受賞。考古学、歴史関係の本を多数著している

松沢あさか[マツザワアサカ]
愛知県生まれ。名古屋大学文学部文学科卒業。訳書『絵で見るある町の歴史』で、第48回産経児童出版文化賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花林糖

16
(図書館本)絵で見るシリーズは面白い。約9000年前の石器時代~現代までのある港町の遍歴。ナイル川ものがたり、ある町の歴史、の2冊と比べるとイマイチだけどやはり見応え十分で楽しみました。ある町の歴史同様にやはりローマ帝国に支配された時とその後の衰退が面白い(と言っていいのか?)。家の中がパカっとくり抜いた絵があり、中の様子も見れて楽しい。後半は金儲けや命がけの航海、豊かさの裏側で、不況の波、等裏側も描かれています。巻末には舟の進化についての解説有り。2021/05/28

遠い日

12
ある港の10000年に及ぶ時を越えて、その発達、発展を振り返る。政治、産業の変化変遷に伴って、姿を変える港。細密な絵には、歴史はもちろんだが、どの時代の人々の暮らしが濃やかに描きこまれる。子々孫々いつの時代も災難にとりつかれたひとりの男が探し絵ふうに、お題になっているのもおもしろい。ページの周りに簡単な解説風のことばが添えられ、それを頼りに絵を読み込んでいく楽しさ。港湾都市の変貌が鮮やか。2016/05/25

ぴょこたん

12
港や船の発展の歴史が学べる本。面白かったけど、なじみがないのが難点か。日本版も出ているといいな。2014/10/15

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

10
数千年に渡る港の変わりゆくさま。砂浜から港湾都市への歴史。2023/04/24

biba

4
「絵で見る」シリーズ3冊目。この細かい絵と、歴史が学べるところがかなり気に入っています。1ページごとにじっくり隅々を眺めるのが、楽しくてたまりません。2017/03/07

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