出版社内容情報
「聊斎志異」からすぐれた作品を収録。きつねや,ゆうれいや,神仙などが登場して,ふしぎな世界をくりひろげる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
2
副題にあるように聊斎志異の翻訳である。小学上級から、とあるけど話を子供向けにやさしく変えているような印象がない。妖怪含めかなり我が儘な人物ばっかりだし、一人前の男に家来のいるのと妻帯は同じように当たり前で、それとロマンスは別の話という、中国らしい感覚もそのままである。そういう意味では、豪族めいた妖怪一家とボンボンらしいワガママ男のぶつかり合いな「蛙の姫君(青蛙神)」はこの本の代表かもしれない。2023/08/10
kokekko
2
聊斎志異が読みたくて。子どもむけにまとまった30篇が読めました。とっかかりにはとてもよかったと思う。図書館本。2017/07/26