出版社内容情報
「あなたの国では、どうですか?」
日本では当たり前だと思われていることだって、
もしかしたら、ほかの国では、そうではないのかもしれない。
ある国では正しいとされていることが、
別の国では正しくないのかもしれない。
その答えを知りたくて、ぼくは長い旅に出た―――
海をこえ、大陸をわたり、国境をこえ、世界の各地に住む人々に会いに行く。
男女差別から、ジェンダー、LGBTQ、地球温暖化、環境保護、動物愛護、戦争と平和まで。17人へのインタビューを通して見えてくる、17つの「現実(リアル)」と、地球の「今」。
アメリカに住み、世界各国を旅してきた著者が描く、世界をめぐる壮大なインタビュー・ストーリー。
楽しみながら、「国際理解(総合的な学習)」を学べます。
内容説明
「あなたの国は平和ですか?あなたは幸せですか?」その答えを知りたくて、ぼくは長い旅に出た―。地球に住む17人が向きあう、17の“現実”。地球をかけめぐる、壮大なインタビュー・ストーリー。
目次
たくましいお姫様とやさしい王子様―高木大地(日本・12歳)
子どもたちは虹色の卵。たいせつに温めなあかん。―菊池カエデ(日本・95歳)
そこへ行ってみなければ、わからないことがある。―片岡瞳(日本・39歳)
夢を見ているのはきっと、ぼくだけじゃないはず。―グエン・クオン・ロン(ヴェトナム・13歳)
サッカーと、日本のアニメと、甘いクリームパンが大好き!―アサド・ムハンマド・アフマド(イラク・17歳)
あたしたちの心と体は、あたしたちのもの。だれのものでもない。―エメル・クヌート(トルコ・16歳)
武器のかわりにペンで、この世の悪と闘うのです。―エイシャ・ネオギー(インド・67歳)
わたしたちは木を植えます。地球を守るために。―ホリー・オーサリヴァン(アイルランド・15歳)
おれはこの河と共に生きてきたし、これからも生きていく。―サレ(コンゴ民主共和国・55歳)
ボクのヒーローは、キマイラ。ちきゅうを救うかいぶつだよ。―ディミトリス・パツァツォグル(ギリシャ・8歳)
だれかに愛を注げば、その愛で、自分も幸せになれる。―アマンダ・バルリエントス(スペイン・21歳)
だれだって、昔は子どもだったんだ。子どもは環境破壊も戦争もしない。―カルロス・ゴンザレス(コロンビア・70歳)
生きるということは、愛するということでしょう。―メイベリン・タチアナ・ロペス・サラザー(コスタリカ・82歳)
となりどうし、なかよくしないといけません。―アントニオ・ガルシア・ゴメス(メキシコ・5歳)
動物はおれたちのフレンドだ、フードじゃない。―マーク・マクドエル(アメリカ・45歳)
ふたりのママと、世界一おいしいチョコレート屋さん。―イザベラ・スミス・フェルナンデス(アメリカ・10歳)
戦争をしない軍隊で、平和のために働く。―カミラ・サクラ・スミス・ヘルナンデス(アメリカ・33歳)
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県備前市生まれ。同志社大学法学部卒業。1992年からニューヨーク州在住。児童書、一般文芸ともに著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。