内容説明
フィヨルドの海はいつもおだやか、向かい側の山がくっきりと水面に映っています。岸辺の小さな村や町をつなぐフェリーがすべるように進んで、まるで絵のような美しさ。でも、ここクネルト・マチルデの小さな入り江では、毎日なにかがおこります。去年の夏至祭りに大騒動をおこしたのはトリレとレーナの二人組でした。それからの一年、レーナがとびっきりおもしろいことを思いつき、トリレもいっしょになって、まわりの人びとをはらはらさせます。だって、おもしろいことは危ないし、危なくないことはおもしろくないときまっていますからね。さて、今年の夏至祭りはどんなことになるでしょうか。
著者等紹介
パル,マリア[パル,マリア][Parr,Maria]
1981年生まれ。ベルゲン大学で北欧語と文学を履修して修士号をとり、さらにヴォルダカレッジで教育学を学んで教職につく。大学在学中の2005年に書かれた『ぼくたちとワッフルハート』は子ども同士の友情のいちずさを描写して好感をよび、ブラーゲ文学賞(児童文学部門)の候補にあげられ、数か国語に翻訳されている。ついで2010年に発表された『トーニエ・グリマーダール』はブラーゲ賞をふくむ国内外の賞を得ている
松沢あさか[マツザワアサカ]
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部文学科(ドイツ文学専攻)卒業
堀川理万子[ホリカワリマコ]
1965年、東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。タブローによる個展を定期的にひらく一方、こどもの本に絵を描く。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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dumpty
しーまま
no6
水色さくら
菱沼