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グリーンフィンガー 約束の庭

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  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784378014791
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

文字を読んだり書いたりするのが不得意なケイトは、家族とともにロンドンから田舎に引っ越してきた。学校が変わったってなにも変わらないと、なげやりな態度のケイト。だが、日に焼けて、ごつごつした「グリーンフィンガー」を持つ老人との出会いによって、ケイトは自分も知らなかった才能に気づく。

著者等紹介

メイ,ポール[メイ,ポール][May,Paul]
1953年、英国ロンドン生まれ。大学卒業後、さまざまな職業を経験したのち、教員として小学校に勤めるとともに、読書が不得意な子どもを長年指導した。はじめて書いた子ども向けの作品“Troublemakers”で、2000年度のブランフォード・ボウズ(BBA)賞にノミネートされ、その後、子ども向けの作品のほかフィクション、ノンフィクション作品を数多く手がける。『グリーンフィンガー 約束の庭』は、2002年度のカーネギー賞のロングリスト、2003年度のAskews Torchlight Children’s Book Awardのショートリストに選ばれている。ノーフォーク州在住

ベイリー,シャーン[ベイリー,シャーン][Bailey,Si^an]
英国ウェールズで生まれ育つ。ニューポートやウェールズ、ブライトンカレッジで美術を学ぶ。数多くの絵本を手がけている。同じく画家である夫とともに、英国バーケンヘッドに住む

横山和江[ヨコヤマカズエ]
埼玉県生まれ。ソフトウェア関係の会社でシステム翻訳にたずさわり、退職後、児童文学の翻訳を学ぶ。海外児童書サークル「やまねこ翻訳クラブ」所属。山形県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱせり

12
死んでいるのかと思う種も、思わぬときに発芽する、発芽するのをまっている。グリーンフィンガーは、植物だけではなくて、自分の中に眠る種を育てることもできる人。そして、いつか家庭という「庭」も再生できるのだ、と希望をその指に託します。一律に刈り込んでしまうのではなく、それぞれの植物が一番美しく瑞々しくいられる庭になる方法がきっとあるはず、と信じて。2009/07/03

いよの缶詰め

10
識字に難がある主人公。家族はロンドンから田舎に引っ越すことになかったが、両親が不仲になり家族が離散しそうになる。もしかすると離婚するのでは?と一人ヒヤヒヤ。両親の関係が佳くなって欲しいと願いながら主人公は、庭を作り上げていく。ラストはハッピーエンドにはならなかったが、主人公が精神的に成長している。2020/02/07

ふみえ

7
家族の問題を綺麗事で終わらせないところが良い。考えさせられたり、共感したりしつつ読み終えた。児童文学も凄いな。2023/12/29

杏子

6
グリーンフィンガーとは緑の指…。学習障害をもつ少女ケイトが夢中になって庭の土を掘り返し、耕して植物の種を植える。頑固者だと思われた老人ウォルターに教えられてのことだった。古い家を作り直し、人が住める居心地のよい空間にしたのはケイトの父。庭作りには、友達のルイーズや弟のマイクとその友達も手伝ってくれた。家と庭の再生とともにケイトの両親の不仲も解けていくようで、妹エミリーの誕生日にウォルター老人が訪れる場面は何とも言えずよかった。庭を作ることによって、障害を克服し、心身ともに成長をとげた少女の姿には感涙もの。2010/09/10

ななさと

6
変わらない日常。それでも、最初の一歩を踏み出す。2010/08/19

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