アリスは友だちをつくらない

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784378014784
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8097

内容説明

どこでなにをするにもいっしょだったアン、そのアンが、目の前で車にはねられて死んだ。ひとりのこったアリスの心は凍え、氷になった。笑いをわすれ、泣くことさえできないアリスと、ポーランド生まれのジコルカ。二人を近づけたのは、傷ついて飛べなくなった一羽の鳥だった。

著者等紹介

ペルソン,グニラ・リン[ペルソン,グニラリン][Persson,Gunilla Linn]
1956年生まれ。スウェーデン女性作家。一般向け小説と児童向け演劇台本を執筆している。『アリスは友だちをつくらない』は児童小説第一作

松沢あさか[マツザワアサカ]
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部文学科(ドイツ文学専攻)卒業

陣崎草子[ジンサキソウコ]
1977年、大阪府生まれ、東京都在住。大阪教育大学にて彫刻を学ぶ。出版、広告のイラストレーション、こども造形教室講師、クレイアニメの美術など、さまざまな仕事にたずさわりながら、こどもの文学の世界で絵を発表しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如月小町

2
自分のせいで親友を亡くしてしまい心を閉ざしたアリスと、トレーラーで仕事を渡り歩く労働者の子ジコルカ。怪我をした鳥がきっかけで、少しずつ心がつながっていく二人の物語。ちゃんと教育を受けてないジコルカが、自分の欲求のままに他人の物を盗んでしまった時のアリスのおじいちゃんとおばあちゃんの対応が良かった。 大人の都合で環境が変わってしまう二人に、幸運な偶然が起きたラストが私は好きでした。2015/04/08

ひさごん

0
大好きな親友を目の前で亡くして両親とも離れて暮らすアリスと母親を亡くして父親ともギクシャクし始めたジコルカ。全てを拒絶して孤独を選んだ2人が傷ついた鳥を助けた事から少しづつ心を通わせていくお話。途中ジコルカのあまりにも自分勝手過ぎる行動に読んでいて苛立ちもしましたが、お互いが友達と意識し始めたことから2人の凍り付いた気持ちも変化し始めます。アリスがやっと心を取り戻した場面は涙してしまいました。ラストも好きです☆2011/10/04

フェアリー

0
自分のために無二の親友を失ってしまった9歳の少女が主人公。事故による親友との突然の別れと、両親の破産のために祖父母の家に預けられる事となって転校を余儀なくされて打ちのめされる少女。 親友との思い出を守る為、転校した学校で新たな友達を作ることをせず、頑なな態度をとり続け、それを理解できない級友や先生との摩擦が・・・。 氷りついてしまっていた心が、とけて涙となり流れ出て、心が軽くなってよかったです。 2011/09/22

k_

0
スウェーデンの女性作家による児童小説。1993刊。親友のアンを事故で失ったアリスとポーランド人のジコルカ。2010/05/30

つきと

0
ラストが少し残念2008/07/30

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