リリー・モラハンのうそ

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784378014760
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

「ボートをこいで沖に出たら、軍艦にボートを近づけて、あとは泳ぐわ。その軍艦に乗っかって、父さんのところまで行くの」リリーはしゃべりつづけた。つぎからづきへと、うそ話をでっちあげて。そしてそれを、アルバートは、身をのりだして聞いている。一九四四年夏、戦時下のニューヨーク郊外の避暑地で、少女リリーはナチスから逃げてきた少年と出会った。だが、リリーが希望をこめてついた「うそ」が思わぬ危険をまねくことに。ニューベリー・オナー賞受賞作。

著者等紹介

ギフ,パトリシア・ライリー[ギフ,パトリシアライリー][Giff,Patricia Reilly]
アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン生まれ。20年間教師をしたのち、子どものための本を書き始め、60冊をこえる著作は広く子どもたちに読まれ愛されている。『リリー・モラハンのうそ』と『ホリス・ウッズの絵』で2度のニューベリー・オナー賞を受賞した他、『ノリー・ライアンの歌』で、ゴールデンカイト・オナー賞等を受賞している。現在コネチカット州在住

もりうちすみこ[モリウチスミコ]
本名・森内寿美子。1955年、福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業。訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)が産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が同賞推薦図書に選ばれる

吉川聡子[ヨシカワサトコ]
1968年、北海道生まれ。北海道教育大学で日本画を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tellme0112

5
戦時下の子どもたち。変わらぬ反発心…。小言の多い自分を振り返りつつ。子どもってどうしてこう失敗ばかりするんだろ。これが子どもということか。注意散漫で何かを得ると何かを置いてくる…。図書館の本、大丈夫だったかな。きれいに返却しなければ。2017/08/26

NakaTaka

4
第二次世界大戦時のアメリカニューヨーク。幼い時母を亡くしたため祖母と父と暮らすリリー。父は大好き祖母は煩いから嫌い。小説家を目指す5年生だが、空想が膨らみ過ぎて結果よく嘘をつくことになる。夏に訪れる海辺の別荘では友達がいたが、戦争で引っ越す。父も戦争へ。そこにやってきたやせて影のあるハンガリー人の男の子と友達になる中で、祖母への見方も変わっていく。アメリカがヨーロッパ戦線に赴くことやナチスのことが主体だが、真珠湾もチラリと出てくる。日本に対する記述はないが、ちょっと複雑な思いで読んだ。2015/03/28

がる 

3
物語の中のこととはいえ、嘘ってやっぱりドキドキする。 きっとそんな風に嘘をつくにも、何かきっかけがあったのだろうとは思うけど。 窮地に追い込まれずとも悔い改めることができるとよかったのにね。 まぁ、ハッピーエンドだったからヨシとしましょ。2015/05/14

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