内容説明
化石燃料やウランは、採掘可能な量に限りがあるので、このまま使い続けることはできない。しかも、原子力発電所は、大事故を起こしてしまった。一方、これから期待される太陽、風力エネルギーは、安定して、大量の発電をすることができないという問題をかかえている。地熱エネルギーは、安定しているが、発電所を設置する場所にさまざまな制限があった。それぞれの発電の現状とあたらしい動きをさぐる。
目次
第1章 再生可能エネルギー(再生可能エネルギーってなに?;なぜ再生可能エネルギーか)
第2章 太陽(太陽はすごい!;太陽の光を電気に;太陽電池の性能;自分の家が発電所?;メガソーラーへ;太陽の熱を利用する:街じゅうを発電所に)
第3章 風力(風の誕生;風のエネルギーをつかう;風力発電機のしくみ;大型化する風車;ウィンドファーム;洋上風力発電;日本の風にあわせた風車;問題解決への努力;風力発電の可能性)
第4章 地熱(マグマが地熱の源;日本は火山国;温泉をつうじて地球をのぞくと;地熱発電;低い温度でも発電;日本は地熱発電に力を入れている?;地熱利用の特徴;地熱発電の未来)
著者等紹介
岡田久典[オカダヒサノリ]
早稲田大学環境総合研究センター主任研究員、総務省緑の分権改革会議第四分科会(エネルギー)委員、(独)科学技術振興機構社会技術研究開発センター環境・エネルギー領域チーフアドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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