内容説明
ホリス・ウッズとはひとりの赤ん坊が捨てられた場所、その赤ん坊の名前。芸術家で今は十一歳の少女。里親から里親へたらいまわしにされたホリス・ウッズは、山のようにめんどうをおこす子。家族になろうと申し出たリーガン家からさえ逃げだした。けれど、老いた彫刻家ジョージーとのふたりだけの生活を望み、冬の山荘に隠れ住みながらも、ホリスの心は、みずから去ったリーガン家のスティーブンやおやじさんたちとの夏の日々にもどっていく。その忘れがたい数々の瞬間の意味を、描きためた絵の中に見いだしながら。2003年ニューベリー・オナー賞受賞。
著者等紹介
ギフ,パトリシア・ライリー[ギフ,パトリシアライリー][Giff,Patricia Reilly]
アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン生まれ。20年間教師をしたのち、子どものための本を書き始め、60冊をこえる著作は広く子どもたちに読まれ愛されている。『Liry’s Crossing』でニューベリー・オナー賞、ボストングローブ・ホーンブック・オナー賞等を受賞。『ホリス・ウッズの絵』で2003年ニューベリー・オナー賞を受賞している。邦訳作品として他に、ゴールデンカイト・オナー賞等を受賞している『ノリー・ライアンの歌』(さ・え・ら書房)がある。現在コネチカット州在住
もりうちすみこ[モリウチスミコ]
1955年、福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業。訳書『真実の裏側』(めるくまーる)は、第50回産経児童出版文化賞・推薦図書に選ばれる
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