内容説明
時は初夏。南フランスめざして出発したサンディーなのに、ヒッチハイクで知りあったマギーにさそわれて、行き先変更。着いた先のウェールズでも新しい出会いがあって、エンゼルみたいな美少年、マイクとの二人旅がはじまった。マイクは宮廷道化師になると、心に決めている。それって皆が言うほどクレイジーなことかしら?伝説の赤いドラゴンの里では、緑したたる野に丘に、風が郷土詩人のことばをうたっている。2001年ペーター・ヘルトリング賞受賞。
著者等紹介
ベックマン,レギーネ[ベックマン,レギーネ][Beckmann,Regine]
1957年生まれ。フランクフルト・アム・マインで育つ。外国通信員養成講座を経て、ハンブルク大学で文化人類学およびドイツ学専攻。現在、グライフスヴァルト近郊で家族と共に暮らす。多くのアンソロジーに作品を発表。初めての長編小説である『エンゼル・マイク』でペーター・ヘルトリング賞を受賞
松沢あさか[マツザワアサカ]
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業
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感想・レビュー
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温
1
絶世の美少年なのに子どものような知性しかもたないマイク。彼の奇妙な行動が、サンディーとの旅を追っていくうちにいとおしく思えてくるから不思議だ。ロードムービーみたいな雰囲気がよかった。2004/10/12
ののはな
0
マイクってクレージーと思っていたサンドラだったのに・・・ 障害を持つ純な少年なのかな、マイクって! それにしてもヒッチハイクができる国っていいな 長い夏休みがあることも・・・ 日本では夢のような話2012/04/20
も
0
カバーに惹かれて読んだ。とても印象に残っている。ウェールズに行きたい。