内容説明
弟をイスラエル兵に殺された少年サミールは、パレスチナ・アラブ人のひとりとして、生まれたときから、イスラエルへの憎悪と敵対心の中で育てられてきた。ひざの手術をうけるため、イスラエルの病院にいる今も、それは変わらない。不安と孤独で、おしつぶされそうになる病院での日々。だが、おなじ病室のイスラエルの子どもたちと、少しずつ、ことばをかわし、かれらのいたみも知った少年は…。六カ国語に翻訳され、1997年ユネスコ・児童文学トーレランス賞佳作。2000年全米図書館協会ミルドレッド・L・バチェルダー賞受賞。
著者等紹介
カルミ,ダニエラ[カルミ,ダニエラ][Carmi,Daniella]
イスラエルに生まれ、エルサレム近郊に住む。三人の母。児童、おとな向けの小説およびテレビ、演劇脚本を書く。『六号病室のなかまたち』で1997年ユネスコ・児童文学トーレランス賞佳作。2000年、全米図書館協会ミルドレッド・L・バチェルダー賞受賞
樋口範子[ヒグチノリコ]
1949年生まれ。立教女学院高校卒業と同時にイスラエルに渡り、二年間キブツ・カブリ・アボカド園で働く。帰国後、山中湖畔児童養護施設保母、パン屋を経て、現在は同地で喫茶店を営む
橋本礼奈[ハシモトレイナ]
北海道生まれ。東京在住。武蔵野美術大学大学院修了。個展、公募展などでおもに油絵の作品を発表しながら、壁画、挿絵、テレビドラマの美術協力などの仕事をする。主体美術協会会員
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感想・レビュー
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