内容説明
ハリンカは十二歳。小さいころからずっと、児童ホームでくらしている。母親には虐待された記憶しかないのに、「母親支援」協会の募金活動に参加したのは、大すきなルーおばさんのため。いまは母親代わりのおばさんのことを考えると、どんなにつらいときも、気持ちが明るくなる。―でも考えるだけではなくて、ほんとに会えたらいいのに。ハリンカはどうしてもがまんできずに、あつめたお金の中から、おばさんのところへ行く切符代を、こっそりと取りのけてしまう。
感想・レビュー
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