感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
45
娘の「すずめの本」リクエストに応えて。野生動物の生態とフィクションを織り交ぜた弱肉強食物語。本作は敵に襲われた時の行動がテーマ。逃げ足のすばしこい動物もいれば、死んだふりや傷ついたふりをして敵を欺き、難を逃れる動物もいる。逃げ足自慢のマウスキンは、ある日、食べ物集めに夢中になっている時にオコジョに襲われる。オコジョの歯に囚われ、動けなくなったマウスキン。ところが、見ず知らずのスズメが必死に抵抗してくれ、命拾いする。そのスズメは、ずっと前に他の動物に襲われ、片足を失っていたのだった。片足スズメの勇気に感動。2016/09/04
Midori Matsuoka
2
挿絵が美しく、なのに自然界の厳しさが丁寧に描かれている絵本。 遠目がきくかな~、と思われる淡いタッチだけど、ページの構成が素晴らしいので読み聞かせで利用してみたい。 小さなシロアシネズミのマウスキンが食べ物を探しに行きながら動物たちが生きるための知恵を使っていることを学ぶお話。 全4巻の4巻目だった。他の3冊も読んでみたい。2020/03/29