訳せないもの―翻訳にからめた文化論

訳せないもの―翻訳にからめた文化論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784377510904
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0082

内容説明

日本語は訳せるか?日本文化は翻訳できないか?ニューヨーク在住の翻訳家の刺激的エッセイ。

目次

プロローグ 文化的等価物とは
1 『古今集』から『斜陽』まで―訳せないものはあるか(男性器は女性名詞;漢文調からの派生物「列挙話法」;腰高塗骨障子 ほか)
2 女嫌い、女体消滅、いい女―翻訳に先立つ問題(三島由紀夫を訳す;中上健次の文体と英訳;何が面白いか;サイデンスティカーの講演)
3 古井戸に蛙飛び込む―古典翻訳のことなど(最初の『百人一首』英訳;かささぎの幻影;古井戸に蛙飛び込む ほか)
エピローグ 芸と芸術のあいだ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

5
興味を唆るタイトルに釣られて購入。頁を捲って正直がっかり。三島由紀夫の最終項「日本で翻訳技術は育つか」で下訳を他人にさせ、大御所が翻訳者として名を出す徒弟制が蔓延っていると閉鎖的な翻訳業界を指摘。エピローグでの「翻訳は所詮人の褌で相撲をとっているわけで、芸とは言えても芸術とは言えない仕事だと思っています」が印象的。著者の翻訳に対する気持ちが表れている。結局、タイトルからズレて、失礼だがダラダラと雑感集のようなもの。あまり集中出来ず、ざっと流し読み読了。2019/08/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2219531
  • ご注意事項

最近チェックした商品