内容説明
真の社会主義実現を求めた東欧改革運動が、反共産主義「ビロード革命」に帰着したのはなぜか。ソ連崩壊を導いたイデオロギーの転換が、なにゆえ「上からの反革命」として可能になったのか―。大統領ゴルバチョフと首席顧問ヤコブレフに焦点をあて、ソ連共産党中央委を舞台とする思想的葛藤を、解体の中枢にいた著者が明かすドキュメント。
目次
1 悪夢と化したユートピア―「ビロード革命」の逆説
2 神を見捨てた司祭たち―コミュニズムからの離脱
3 裏切り者の弁明―ヤコブレフの成功と誤算
4 ゴルバチョフの退場―倫理的問題としてのロシア再生
改革派コミュニストの悲劇
ペレストロイカの群像―主な登場人物