内容説明
「富」を創造するだけではなく、これを生かすためには何が必要なのか。この本は、近代インド産業を発展させたジャムシェトジーのタタ財閥の興隆と理念、そしてその富をいかに社会に貢献させてきたかを、インド人ジャーナリストが情熱をこめて書いたドキュメント。
目次
1 冒険魂(人と理想;製鉄の覇者;学問への情熱;電気の灯がともった;タージ・マハル・ホテル)
2 飛躍の時代(インドに翼を;海から宝を;高品質を求めて;小さなパン種;夢想家と行動家)
3 社会への貢献(産業と人材の育成;事業を超えて;救済・援助運動の浸透)
4 巨大財閥タタの発展戦略(莫大な経済力;さらなる発展へ)
タタ財閥の展開と貢献―資料
企業家タタの貢献と先見性―訳者あとがき