内容説明
スイスは誤解されている！平和愛好国のイメージで、経済的・政治的利益を手中にし、信用と品質とサービスを武器に、金融・貿易・観光産業を育て、秘密の金融帝国を築いた、スイス人の知恵とその秘策。巧妙な“国際処世術”を描いた〈知られざるスイス〉成功物語―。スイスから何を学ぶか！
目次
１部 必要は発明の母―スイスを興した人たち（「血液」の輸出から「商品」の輸出へ；時計による世界制覇；繊維産業・模倣から創造へ；勤勉を財産として；機械工業の先駆者たち；移民と冒険から世界貿易へ）
２部 信用・品質・サービス―経済王国への道（政治はスイスの「後衛」；国際金融王国をめざして；近代産業の後継者たち；科学＋資本＝化学工業；世界電化に寄与する技術；観光立国のホテル産業）
３部 スイスに未来はあるか―繁栄を支える知恵（経済王国の保証人たち；スイス商法の未来）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
7
この本はむかしあった出版社のサイマルというところから出された、海外ものの一冊です。「ベスト＆ブライテスト」とか「メディアの権力」など結構いいものを出版されていました。このスイスの知恵もスイスのジャーナリストが書いており、自分の国のことですから自慢も多いのですが、世間一般に流布しているスイスのイメージばかりではなくあまり知られていないことをきちんと示してくれます。2014/05/18
