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内容説明
林語堂『北京好日』、リンドバーグ『翼よ、あれがパリの灯だ』、チャーチル『第二次世界大戦』、バターフィールド『中国人』など、160点に及ぶ名翻訳で知られ、〈国際翻訳賞〉を受賞した著者は、日中戦争下、毎日新聞特派員として中国戦線を取材、終戦・国共相克の混乱のなかで抑留された。これは、そのときの苛酷な体験を綴った獄中日記で、戦争が残した傷跡の記録である。
目次
1年目(悪夢の春;獄から獄;運命を待つ裸群;迫る暗い恐怖;私の最悪の日;鬼気を送る秋風;死んで行く人たち;悲痛な足かせの人びと;寒さに心も凍る)
2年目(ゆがんだ祝宴;チラチラ降る雪;壁に残る幻影;春を告げる燕;めぐりきた初夏;取引きをする法廷;ついに釈放)



