内容説明
満州事変から太平洋戦争にいたる激動の革命中国で、国民党と日本軍の迫害・投獄のなか、のべ数千万部の本と雑誌を発行し、数百万字の文章によって中国の覚醒、抗日救国を呼びかけた先駆的言論出版人鄒韜奮―。抗日戦と革命勝利を目前に夭折した韜奮は、没後40年、文化大革命10年の嵐を越えて生き続け甦った。本書は、日本人に知られていないこの卓越した言論出版人の、歴史に厳しく対決した全生涯を初めて紹介する記録である。
目次
言論人・韜奮の誕生
週刊『生活』誌に拠って
ペンを武器に
肺腑を刺す言論活動
解放区をめざして
中国の人びとの心に深く
-
- 和書
- 翼の翼