内容説明
本書は、日本史を世界史のなかで同時進行的にとらえ、これまで広く支持されてきた「禁教鎖国説」に代わり、「環太平洋価格革命」という新しい視点から、徳川幕府下の鎖国の原因を問いなおす。ジャーナリスティックな観点から日本史の盲点を浮き彫りにした〈価格革命鎖国説〉は、世界との新たな接点を模索する現代人への大航海時代からのメッセージ。
目次
鎖国とシルバーロード―プロローグ
1 環太平洋価格革命―世界経済成立へのプロセス
2 江戸初期のインフレの真因―世界経済と連動する日本
3 価格革命と鎖国―「経済的フロンティア」への対応
4 理解を深めるための史料
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