内容説明
世界経済破局の危機が、喧伝されている。そしてまた、経済大国日本の責任が問われている。ノーベル経済学賞のサミュエルソン、ティンバーゲンをはじめ、レスター・サロー、金森久雄、篠原三代平など、7カ国22人の国際的経済学者たちが、世界経済に展望を拓く緊要な課題を、具体的に論じた刺激的道標!
目次
1 国際経済体制の将来(自由貿易か保護貿易か―日本経済への対応について;多国籍企業の構造―統一体か集積体か ほか)
2 アジアの発展と経済開発(開発計画の投資基準―投資効率と雇用効果;韓国経済の発展―挑戦の20年と教訓;中国経済の将来と香港―1997年に向けて ほか)
3 転換期を迎えた日本経済(日米の労働生産性―経済効率の研究;日本経済とマイクロエレクトロニクス―成長を支える力;日本の技術開発の課題―模倣から創造への転機 ほか)
4 イノベーションと産業政策(国有企業と産業政策―相互関係の研究;アメリカ金融界の革新―金融機関の混合体の出現 ほか)