内容説明
再生は決してイバラの道ではない。リストラ不要の経営再建術。再生計画がフィージビリティ(実現可能性)をもち、短期間での再生が可能になる共通の処方箋を、詳しく紹介。それらの処方箋によって、食材や飲料の原価率をどれだけ改善できたか、売上がどれだけ向上したのかという効果についても、実例をもとに具体的な数字で示している。
目次
第1章 斜陽化するホテル・旅館業界(毎年100件近くのホテル・旅館が倒産している現実;50%のホテル・旅館は慢性的な経営赤字 ほか)
第2章 潰れるホテル・旅館には必ず共通点がある(おもてなしの心を強調する女将の宿ほど経営不振になる;ダメなホテル・旅館では棚卸を行っていない ほか)
第3章 たった半年で再生可能な6つの処方箋(情報の共有化と仕事の「見える化」で組織を活性化させる;3ケ月で食材原価率を30%以下に下げる ほか)
第4章 再生は決してイバラの道ではない(3年後の経常利益黒字化・実質債務超過解消を目指す;再生までのマイルストーンを設ける ほか)
著者等紹介
中山永次郎[ナカヤマエイジロウ]
ホテル再建コンサルタント。ANAクラウンプラザホテル京都取締役社長。1957年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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M_7677
1
ホテル旅館業のみならず再生全般に当てはまる示唆が多く得られる良書だった。2013/11/17
かばやん
0
ホテル・旅館業界の仕組みや現状についてほとんど何も知らない状態で読んだが、面白かった。目からうろこ。実際の数値の表もあるので納得しながら読める。2017/04/09
海老庵
0
簡潔明瞭にまとまっていて、ホテル・旅館に不慣れなコンサルタントが読むのにちょうど良い入門書。売上より利益重視とか、IT導入による見える化とコミュニケーション向上、正しくKPI設定して定量化することで全スタッフの共通認識を固めることなど、実践的な処方箋ばかりで参考になる。ホテル・旅館経営者側も、この本を読めば何が欠けているので補わなければいけないのかよく理解出来るだろう。とても良い本だった。2014/05/01
Yuuko Mutoh
0
とにかく飲料を売って売上原価を上げ、直接費や間接費を下げる。料理長を信用せずに食品商社を使うなど、具体的な手法が散りばめられている。実際のホテル名や温泉地名はあまり出てこない。2021/05/15
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