内容説明
倒産寸前の会社に何が起きるのか?自ら2度の会社整理を経験したコンサルタントが語る中小企業の事業再生法。
目次
第1章 会社の倒産を嗅ぎつけて現れる7人の死神(私が見てきた倒産間際の“修羅場”;経営悪化の元凶は社長自身 ほか)
第2章 会社の倒産は設立のときから決まっている(会社の危機は創業の日に決まっていた;都合の悪い話を聞かなかったツケ ほか)
第3章 生き残るために必要なのは、すべてを捨てること(会社の再建に抜け道などない;経営者に必要な資質は「本質的な正しさ」 ほか)
第4章 修羅場を経験した会社ほど強くなれる(21世紀は尊敬される経営者だけが生き残る;社員が幸せを感じない会社は儲からない ほか)
おわりに 中小企業の未来は明るい(中小企業を取り巻く経営環境の変化;世の中は甘くない。真実を見極めよ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BJF028
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潰れそうな中小企業のオーナー社長向けの啓蒙書でした。高齢のリーマンにとっては辛い内容です。リストラを推進させられた上で、自分も責任取らされるみたいな...最初の方に、中小企業が立ち直れるかどうかの条件は「経営者の人間性」とあった。人間性とは 「愛と勇気と思いやり」なのだと。でも危なくなったら非情になり、また新しく事業を立ち上げましょうだって。2013/09/03
Akihiro Ideguchi
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酔っぱらって気が付かぬまま買ってしまった本。しばらく置いていたが、もったいないので流すつもりで読んでみた。なかなか良かった。 書かれている内容全てに同意できるわけではないが、「経営者は人間性が大切である」や「社員教育しない会社は今後生き残れない」など共感できる部分が多い。これからベンチャーを立ち上げようと考えている人は読んで損はない本。失敗する経営者の特徴が経験をもとに書かれている。この本を読むと、中小企業支援といって単に補助金を出すだけの支援策がいかに無意味かということを再認識させられる。2012/10/09
ながけん
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この手の本は以前にも読んだことがありますが(経営者は危なくなるほどよく笑う 鈴木健介氏)、こちらのほうが中小企業の再生の現場をなまなましく描写している気がしました。 経営者の資質に触れている本は多いですが、中小企業経営に特化して書いてある点が興味深いですね。 考えさせられました。2012/08/03
もち
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自身の経験談からの助言や経営方針の転換への内部からの反発、経営コンサルとは何か?読みながら考えていたが答えはでなかった。経営者が望むビジョンがコンサルと反していた時、強引にでも会社方針を変えさせるのが正しいのか。時代の流れの中で常に変化を恐れない姿勢は企業の在り方として正しいと感じた2019/08/04