内容説明
日本の税制は法人の負担を軽くし、個人の負担を重くする方向へ。そのような中、特に不動産は有効活用し、さらに賃貸経営は法人化しなければ、相続すべき財産がただの税金の塊と化してしまう。個人の財産を専門に守り続けてきた税理士だから教えられる、生前に税負担を軽減しつつ、財産の価値を高める秘策がここにある。
目次
第1章 相続税対策は不動産に関する税法の理解から始まる(後生大事に土地を守る、その考えが財産を残せない要因となる;守るよりも、いかに後世に引き継ぐか ほか)
第2章 これからの相続は法人化で乗り切る(これまで行われてきた管理型法人は、すでに過去の産物;実体がなければ、持たせればいい。それが「所有型法人」 ほか)
第3章 ビジネス的視点で財産を残す(不動産賃貸業に求められるビジネス的な視点;贈与で生前に血を流す ほか)
第4章 法人化後にできる節税対策(法人化した後、相続までの時間が長いほど効果は大きくなる;相続財産として貯まる建物の売却代金は、債権のまま贈与する ほか)
付録 税務署OBしか知りえない税務調査の実態(調査官を税務調査に駆り立てるもの;税務調査官が大切にしていること ほか)
著者等紹介
阿藤芳明[アトウヨシアキ]
税理士法人エーティーオー財産相談室代表社員。東京都出身。昭和51年、早稲田大学教育学部卒業。大学卒業後、国税専門官として10年強、税務調査官を担当し、昭和63年、芝税務署を最後に退官する。その後税理士登録し、アーンスト&ヤング会計事務所、本郷会計事務所(現タクトコンサルティング)を経て、平成4年阿藤芳明税理士事務所、有限会社エーティーオー財産相談室を設立。平成14年税理士法人エーティーオー財産相談室に改組し、代表として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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