内容説明
会社に勤めながらキャリアアップするための「戦略」と「武器」そして「知識」とは。富士通、富士フイルム、リコー、ライオン、エーザイ、ソニーケミカル、DOWAホールディングス…大手企業をクライアントに持つカリスマ弁理士が語るこれから選ばれる理系人材の条件。技術者研究開発者必読。
目次
プロローグ 一生理系の仕事をしたい人へ
1 戦略を立てる(二〇世紀型モノづくり大国の終焉;これからの理系キャリアには「知財力」が必要だ)
2 武器を手に入れる(知財=IPとは何か?;知財戦略の最前線―10の実例に学べ)
3 武装する(知財力を「今すぐ」獲得せよ!)
エピローグ 知財部スタッフに求めたいリーダーシップのあり方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あ
2
著者本人から学生時代にもらったのに、ずっと寝かせておいた本。知財についてずっと興味はあり、学生時代も授業を取っていたが、結局全然関係ない営業の仕事で社会人生活をスタートさせた。しかし、いきなり特許を生み出すのも仕事の一環となるような部署に異動になったので、慌てて勉強している。すでに世の中にはたくさんの特許があるだろうに、今から私が何かしら新規性のある特許を書けるだろうか、、と思ったが、会長は今でもたくさん出願しているらしいので頑張ろうと思った。セミナーをやっているなら受けてみたい。2023/08/19
かつ
2
ただの知財の本。就活中に弁理士さんとお話したきっかけで読んだ。内容の感想としては、そうだよねーって感じ。知財は興味あるジャンルやねんけど、一方でその高度な専門性が将来の選択肢を狭めてまうんやろな。2012/06/16
ズータン
1
特許や著作権といった知的財産権についての本。序盤で結論は書かれていて、要は理系の特に民間企業研究開発職についている方は、今後のために特許とか勉強しておくと、人事異動等でも潰しが効きますよということ。後半は専門書っぽくダラダラとした印象がある。2013/12/23
salon_du_nord
1
知財についての本。大学に学生として在籍していると、そういう事にかんする感覚って全くないからこれはすごく参考になった。知財検定は受けておこうと思うけど、タイミングも重要だなぁ。。。とりあえず、「博士漂流時代」に書いてあった「博士+α」のαの候補の一つとしてすごくありな物だとは思った。2011/07/13
the-secret-woods
0
知財事務所を持つ筆者が、理系キャリアと言うよりは、理系には知財的考えが必要で、研究一筋だとつぶしが聞きませんよ、と言っている本。最終的には自ら主宰する山の手セミナーの宣伝をしている(笑) 恥ずかしながら知財検定を初めて知ったのでちょっと覗いてみようと思う。2016/04/15