内容説明
50代のオーナー経営者必読!M&Aで会社を承継させた元経営者がそのノウハウを一挙公開。
目次
第1章 そろそろ第二の人生を考えよう(あなたの第二の人生はバラ色!?;苦楽をともにした会社に想いを寄せて ほか)
第2章 会社を誰に継がせるか(円滑な事業承継のために;子供に継がせない経営者が増えている―子供に継ぐ意思がない場合 ほか)
第3章 どう会社を存続させるか(子供に承継させない方法とは;MBOで会社を存続させる ほか)
第4章 どう会社を譲渡するか(会社を譲渡するまで;M&Aでハッピーになろう)
特別収録 親子鼎談 事業承継で悩んでいる経営者にエールを送りたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遊ぶ
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事業承継は感情の問題が大きいのだと感じた。社長にとって会社は我が子のような存在であり、継がせるあるいは売却する際の社長の心理的な負担はなかなかのものだという事がわかった。また、継がせるのか、売るのか。売却する場合もM&Aに関しては周りには秘密にして慎重に進めねばならず、社長には孤独な戦いとなる。公的機関や商工会議所への事業継承の相談は2~3%ということには驚いた。中小企業の存続は日本経済にとって重要なことである。公的機関以外にも中小企業の事業継承をサポートする体制が求められるのだろうか。2016/12/18
中年親爺
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M&Aイコール倒産のイメージが残っていることに驚き。筆者が力説するように、独自性のあるビジネスモデルを持ち、税金を毎年払い、借入金も少ない優良企業で、誰もが価値を認める「公器」になっていないと、まず成功しないのがM&Aなのである。筆者がハッピーリタイアの資金源として3億円必要と公言する点には若干の違和感があるものの、M&Aで3億円の資金を得るには想像を絶する日常の努力があったであろうこともまた事実である。そういう筆者の実践した経営姿勢は多くの経営者に励みともなるだろう。2011/06/28