町の金型屋、世界へ―脱・下請けのストーリー

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344994751
  • NDC分類 532
  • Cコード C0034

内容説明

「超小型高速モーター」の開発で世界有数の切削工具メーカーへ脱皮。40年以上世界トップシェアを独占し続ける町工場の軌跡。

目次

第1章 元請けとの関係希薄化で受注激減―ジリ貧に追い込まれる町工場
第2章 「二次下請けに甘んじていてはダメだ」と設備投資ゼロで生み出した自社製かき氷機の失敗
第3章 不可能と言われた技術で圧倒的品質を追求―「ペンシル型ハンドツール」の大ヒットでメーカーとしての地位を確立
第4章 世界で通用する商社流営業を取り入れてシェア急拡大―人脈を辿り1年間で海外100社に積極展開
第5章 時代と共に技術革新を繰り返し他社の模倣を許さない製品をつくり続ける
第6章 手持ちの設備と技術で小さな挑戦を続ければ小さな工場でも世界と戦える

著者等紹介

松本芙未晃[マツモトフミアキ]
UHT株式会社代表取締役社長。1948年9月生まれ。石川県羽咋郡志賀町出身。1971年名城大学理工学部機械工学科卒。大学卒業後、コンベアメーカー、塑性加工、リング鍛造メーカーに携わり、金属加工の知識を深める。1984年、創業者・柿本靖夫からヘッドハンティングされUHT株式会社(当時株式会社ノトウシオ)に入社。能登工場の副工場長としてマイクロハンドエアツール(空圧式研磨工具)をはじめとした機械工具製造を手がける。金属加工に関する深い知識と経営センスを買われ、入社後わずか半年で取締役に抜擢。1989年、常務取締役就任と同時に愛知本社へ異動。2007年に代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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3
取引額が最も多い事業者への依存度が50%超である下請中小企業の割合は39.2%であり、下請中小企業の常時取引している親企業の半分が5社以内である。TOYOTAの1次下請けは4963社で2次下請けは24380社ある。IMD(国際競争)ランキングはアメリカ香港シンガポールと続き、日本は27位である。従業員の70%は中小企業で、約3361万人いる。エアーマイクロラインダーの累計販売数は伸びている。特許は大事である。2016/10/01

Hiro

2
簡潔明瞭な文章でスラスラ読めました。今の会社が同じような業種なので、作者(現社長)、先代社長の苦労や喜びの気持ちもよく分かりました。もちろん他業種の方や学生さんにもお薦めの内容です。2017/01/30

Tomoo Hotta

0
とても読みやすい作品でした。トヨタの下請け・孫請け会社がいかに脱下請けを果たしたかを時系列に説明しています。ただ、商品の説明が惰性的に記述している箇所が多いため、そこはもう少し何とかならないかと感じます。2017/12/23

purupuru555

0
帯の裏側にある「中小製造業のための脱・下請け術」の具体例が分かりやすく書かれている。改めて「下請けに甘んじていてはダメだ」と思わされた。2020/01/11

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