内容説明
なぜ、65歳以上の5人に1人が貧困に陥るのか。その答えは、日本の“手厚い”医療・介護にあった。高齢者の訪問診療に従事してきた医師が社会に問う、日本医療の現実とその矛盾。
目次
第1章 5人に1人が下流老人になる 迫る高齢者貧困の時代(日本は空前の「超高齢社会」に突入;世界的にみても日本の高齢化率は高い ほか)
第2章 年間70万円の高額医療費が老後破産を招く(65歳から必要な生涯生活費は8500万円!?;生活のため定年後も働く高齢者が増加 ほか)
第3章 最新の検査機器と新薬で稼ぐ病院 医療費がかさむ原因は不必要に“手厚い”検査と投薬(「検診が大好き」な日本人;病人に仕立てられる高齢者 ほか)
第4章 老後破産を回避するために 60歳から医療との付き合い方を変えることが必須(病院依存からの脱却で、下流転落を回避する;60歳を過ぎたら自分の医療に対する姿勢を決めておく ほか)
第5章 日本が真の長寿大国になるには「健康」「長寿」に対する意識改革が不可欠(寝たきり老人がいないスウェーデン;ベッドの上で長生きを強いられる人々 ほか)
著者等紹介
森亮太[モリリョウタ]
医療法人八事の森理事長(杉浦医院院長)。NPO法人ささしまサポートセンター理事長、NPO法人外国人医療センター理事、名古屋労災職業病研究会代表。1970年生まれ、1998年名古屋市立大学医学部卒。宗教法人在日本南プレスビテリアンミッション淀川キリスト教病院で内科・小児科から救急、ホスピスでの緩和医療まで幅広く研修。2000年名古屋市立大学臨床研究医、名古屋市立東市民病院(現・名古屋市立東部医療センター)で外科医として勤務。2010年4月から杉浦医院の副院長、2011年1月より院長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
zel
ノリピー大尉
MANGA
mago 6y
-
- 和書
- 中村憲吉歌と人