内容説明
今や理工系私立大学の雄である芝浦工業大学。その軌跡は明治から昭和にかけて、有元史郎という一人の男の情熱からはじまった。金もコネもないなかで、「技術者の地位向上」を胸に奔走。日本を代表する技術者たちを教授陣に招き、科学技術立国日本の礎を築いた有元史郎の、驚くべきプロデュース術を公開する。
目次
第1章 技術者養成の学校を作る!―有元史郎、三十歳の挑戦
第2章 史郎が夢に描いた新しい時代―近代国家のエンジニア教育
第3章 技術者の地位を引き上げろ!―史郎の情熱を駆り立てた背景
第4章 史郎を支えた四人の傑物―日本屈指のエンジニアたちが集結
第5章 有元史郎の情熱人生―太く短く生きた四十一年
第6章 有元ヨシとその後の東京高等工学校―芝浦工業大学に受け継がれる史郎の夢
著者等紹介
井上健二[イノウエケンジ]
1963年熊本県生まれ。九州大学経済学部卒業後、2年間の編集プロダクション勤務を経て独立。現在は雑誌の他、書籍の構成と執筆を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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