内容説明
「チーム」のリーダーとして青春時代を過ごした“元不良品=(株)テイクアンドギヴ・ニーズ社長”による、汗と涙と笑いの「起業物語」。これを読めば、あなたも必ず起業できます。
目次
第1章 江戸川のガキ大将、「起業家」を目指す。(父の背中。;自営業の家になんか、生まれるんじゃなかった ほか)
第2章 ラガーマンからサラリーマンへ。(明治大学進学。;悪夢のような明大ラグビー部。 ほか)
第3章 経営は、苦しい。けれど、楽しい。(1円でもコストを下げろ!;カラーコピー割引大作戦。 ほか)
第4章 上場は一日にしてならず―後書きにかえて(社員への愛と会社への愛。;経営のベースは「思いやり」です。 ほか)
著者等紹介
野尻佳孝[ノジリヨシタカ]
1972年、東京都生まれ。明治大学政治経済学部卒。95年、大学卒業と同時に住友海上(当時)に入社。3年後に退社し、(株)テイクアンドギヴ・ニーズを設立。当時としては珍しかった一軒家タイプのレストランと提携した「ハウスウェディング」スタイルの挙式を企画・運営し、業績を拡大した。2001年、史上最年少でナスダックジャパンに上場、04年には史上最短、最年少で東証二部上場を果たした。挙式以外にも、旅行業、ホテル業なども営む「総合生活産業」となるべく、猪突猛進中だ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
3
本気になってやればほとんどのことはうまくいく.ではなぜ世間では上手くいかないことが多いのか.それは,本当の意味で,すべてを振り絞って本気になっていないためである.熱意を見せるならば,普通の方法はもちろんだが,それだけで上手くいかなければさらに別の方法をやりつくすことが大切である.そして,そうすれば必ずその熱意は周囲に通じ,達成できるだろう.2011/05/08
mackane
2
強くて熱い意思と行動の仕方に素晴らしさを感じた。前半の幼少期から起業までの流れは読み物としても面白い。後半は自社サービスのPRになっており、おもしろくない。2010/04/01
Eiji
1
ブライダルプロデュース業、テイクアンドギブニーズの創業者、野尻佳孝の自叙伝。噂には聞いていたが、凄い人生、というか凄い人生観だ。今まで数多くの成功者の自叙伝を読んできたが、この本は、何故だかわからないが「悔しい!という想いが、読みながら自分の中に充満してきて、刺激を受けたというより、なんだかせつない想いとやるせない憤りを抱きながら読み終えた。明確なビジョンと、自分のやりたいことを実践する行動力。正直、叶わない。2005/06/30
t-0o0
1
熱意と行動量が半端ない。高校時代からのお金稼ぎや、大学ラグビーでの徹底的なしごき等、様々な経験が野尻さんを形成しているんだと感じた。そして負けん気の強さはやっぱり必要だと再認識。2013/06/23
三毛猫嬢
0
人間には「天職」というものが有るらしい。この本の野尻佳孝氏の場合は、イベント企画が得意分野なので、ウエディング業界に進むのは必然だったのではないか。体育会系なので、根性で突破と思ったら、意外と頭が良くて、計画的な戦略を練っていたようだ。ウエディングサービスに懸ける情熱や試行錯誤、地道な節約、社員に対する愛情、経営者の孤独、披露宴の料理へのこだわりが伝わってくる。暖かくて熱い野尻氏の人柄に応援したくなる。重村恵子さん、『「サプライズ」と「カインドネス」の精神。』(261~265P)に思わず涙した。 2015/10/04