幻冬舎新書<br> 人間の性

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人間の性

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344988187
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

出版社内容情報

正義感を振りかざすと、痛い目に遭う
人間の“抗えない本質”を理解すれば、ムダな苦労をせずに済む!

「なぜ悪いやつが成功し、正直者がバカを見るのか?」そう思うことはないだろうか。それは人間の本質が基本的に“悪”であり、社会の構造もそれに基づいて作られているから。そんな悪意に満ちた世の中であっても、人間の根っこにある本性を熟知すれば、余計なストレスを溜め込むことなく、自分なりに満足のゆく人生を送ることは可能だ。本書は外交官として国益に邁進しながらも国策捜査の標的となり、512日間も東京拘置所の独房に収監された著者が、極限の体験、人間観察、そして何千冊もの書物を通して到達した、渾身の人間論である。

・“悪”の自覚がない善意の人が最も危うい
・人間は基本的に悪いやつである
・嫉妬は「正義」の顔をして現れる
・窮地に陥れば、たやすく裏切ってしまうのが人間
・人間の愛情や恩義は、利害が絡むとあっけなく断ち切られる
・なぜ「自分の心に嘘をつく」だけは、絶対にしないほうがいいのか
・蛇のように賢く、鳩のように素直であれ


【目次】

内容説明

「なぜ悪いやつが成功し、正直者がバカを見るのか?」そう思うことはないだろうか。それは人間の本質が基本的に”悪”であり、社会の構造もそれに基づいているから。そんな悪意に満ちた世の中であっても、人間の根っこにある本性を熟知すれば、余計なストレスを溜め込むことなく、自分なりに満足のゆく人生を送ることは可能だ。本書は外交官として国益のために邁進しながらも国策捜査の標的となり、512日間も東京拘置所の独房に収監された著者が、過酷な体験、人間観察、そして何千冊もの書物を通して到達した、渾身の人間論である。

目次

第1章 なぜ「正直者はバカを見る」のか(社会が「悪いやつ」に有利にできている;誰もが「構造的な悪」の上に立っている ほか)
第2章 組織の「冷徹な力学」を理解しないと、やられる(日本企業が前役員を切らない本当の理由;組織はなぜ非効率な慣行を温存するのか ほか)
第3章 欲にまみれた人間社会を生き抜くには?(AIによる「思考の乗っ取り」が加速する;「思考の乗っ取り」から抜け出すには、多読がいい ほか)
第4章 不条理にどう向き合うかが、その後の人生を決定づける(ユーモアのある人間は、なぜ無敵なのか;人間を支えるのは理性だけではない ほか)
第5章 失って初めて気づくこと(孤独な時間に自分と話をしているか;「他人から理解されない」のは当然である ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在露日本大使館勤務等を経て、国際情報局分析第一課主任分析官として活躍。2002年背任等の容疑で逮捕、09年上告棄却で懲役二年六カ月(執行猶予四年)の判決が確定。13年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失う。『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞受賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

流石全次郎

9
佐藤優さん初読み。本屋でたくさんの新書、新聞広告はみかけるなかで、新聞広告を見て購入。著者の意図は「不条理な社会を力強く生き抜くための知性をみにつけられたなら、著者として存外のよろこびである」-まえがき-の巻末より抜粋。著者が育んできた人生論の解説書。鈴木宗男さんは、これまで極悪人と思っていたけど、違った角度から光が当たる。読書中は、ニュースやSNSで鈴木宗男議員が簗農水大臣に対して「人間の矜持」が不足しているんじゃないかと一喝して話題。流されないように、見失わないように、難しいけれど。2026/10/10

yuck

2
人間の本性を熟知すれば余計なストレスを溜め込むことなく自分なりに満足する人生を送れるに惹かれて読んだ。なぜ自分だけが不条理な目に遭わないといけないのかと思ったとき、運命を真に受け止めるがその苦しみから逃れるために嘘をつくことをしない生き方というのはとても大切だと思った。2026/10/12

みどりちゃん

2
■災害、病気、裏切り。どれほど誠実に生きていても、人は理不尽に傷つけられる。人間は自分に起きる出来事を選ぶことはできない。しかしその出来事に自分がどんな意味を与えるかは選ぶことができる。「なぜこんな目に遭ったのか」という原因探しではなくこの出来事をどう解釈し対応するのか」という態度の問題が問われる。■嫉妬は格上相手ではなく自分と似たような環境にいる人間。自分と似た境遇だった人間が出世したとき、自分と同じような能力しか持たないと思っていた人間が高く評価されたときに激しく湧き上がる。2026/10/04

K

2
(20260930,159)新聞広告を読んで即買い。人はすぐ手のひらを返す。頑張っているつもりでもシステムが悪だと、悪に加担していることになる。人の目が気になるのは自分の評価軸を明け渡している行為。出る杭は打たれ出過ぎる杭は抜かれる。エリートほど嫉妬する。AIに頼るとバカになる。多読しろ。(毎月300から500冊の本を読むって、すごすぎます)←つまり読み方に濃淡をつけるということね。小説から組織の中、また対人の作法を学ぶ。逮捕されたらみんな離れていったっていう著者だから、書いてあることは骨太。2026/10/03

HOTARU

1
人間の弱さや本性について考察した本。人に認められたいという欲求は、かえって不幸につながることがあり、過度な自己嫌悪も理想の自分への期待から生まれると説く。また、嫉妬を客観視することや、会社や他人に過度な期待をしないことが、自分の心を守るうえで重要だと学んだ。怒りへの対処や、ユーモアを持って困難に向き合う姿勢も印象に残った。自分の感情や他者への期待を見直すきっかけになる本だった。2026/10/15

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