出版社内容情報
京都住所の「上ル」「下ル」、1階と2階とで市が違うビル、長野県長野市南長野県町、住所の中に「ABC」や「渡辺」の文字――。
日本の住所は実はツッコミどころだらけ。全国のユニークな住所をたどると、そこには歴史の偶然や行政の事情、地域の人々の思いが隠されていた。
なぜこんな住所が生まれたのか? なぜ今も残っているのか?
住所データに泣かされてきたエンジニアが、思わず人に話したくなる住所の謎を徹底解説。
AI時代の住所の未来まで見通す、日本再発見の一冊。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
38
日本の住所表記がいかに「カオス」であるかを、豊富な事例をもとに、どこから読んでもおもしろく書かれている。例えば京都の住所表記がやたらに長いことは有名だが、ただそれだけではなく、縮めるとさらにややこしくなるという、実用的な面があったりする。全国的に、信じられないような例がいかにあちこちに、綺羅星のごとく多いかがわかる。まさに「ヤバい」のだ。しかしそれも長い歴史が培ってきたことで、リアルに人間が生きてきた証拠ともいえるだろう。簡単に変えてほしくない歴史史料である反面、現代社会の流れの一端が現れたともいえる。2026/07/30
おいしゃん
11
前半はややお堅い定義のお話、後半は個別のヤバい住所たち。欲を言えばフィールドワーク的に、現地の写真や実情を踏まえた話だと良かったが、海外在住の著者に求めるのは酷か。2026/08/11
かずや
1
ヤバいというワードがいいですね。ネガティブなだけではなく、郷土や歴史を愛おしく思う、ある種ポジティブで現代的な意味も包摂されていると思いました。途中、もう緯度経度で良くない?とおもってたら、それすら問題をかかえていたという、自分の浅はかさがわかりました。プロはすごいですね。2026/08/16
しょっさん
1
データのクレンジング・名寄せに関わる人々全てにまず呼んで欲しい。世の中のデータには、例外で済まされない例外がある、ということを学ぶにはとても良い事例集です。いかにして名寄せを諦めるか、名寄せの自動化はある程度で諦める、という約束事を理解してもらうによいお話です。住所じゃなくとも、住所も連絡先も名字も同じなのに同じ世帯出はない、ということも存在することを理解すれば、名寄せを自動的に完結することは容易ではないと分かるはずです。2026/08/12
たなまちだいき
1
カオスなのは知ってたけどこんなにカオスだとは。住所の仕組みを知ることができてよかった。2026/08/09




