幻冬舎新書<br> 戦国武家の死生観―なぜ切腹するのか

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戦国武家の死生観―なぜ切腹するのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344987791
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0295

出版社内容情報

破天荒な、戦国日本人のリアル

エミー賞「SHOGUN 将軍」

時代考証家・衝撃の一冊

戦国時代の武士たちは、刹那的で激しく、常に死と隣り合わせで生きていた。

合戦での討死は名誉とされ、主君の死や敗戦の際には、ためらうことなく自ら切腹を選んでいる。命より家の将来や社会的立場を重んじ、死を〝生の完成形〟と捉える死生観が、その覚悟を支えていたのだ。

こうした戦国独特の価値観を古文書から読み解き、その知見をドラマ『SHOGUN 将軍』の時代考証に存分に活かした歴史学者が、戦国武士の生きざまを徹底検証。

忠義と裏切り、芸術と暴力――相反する価値観の狭間で気高く生きた兵たちの精神世界を、鮮烈に描き出す一冊。


【目次】

内容説明

戦国の武士たちは、刹那的で激しく、常に死と隣り合わせで生きていた。討死は名誉とされ、主君の死や敗戦の際には、ためらうことなく自ら切腹を選んでいる。命より家の将来や己の信条を重んじ、死を“生の完成形”と捉える哲学がその覚悟を支えていた。著者は乱世独特の価値観を古文書から読み解き、知見をドラマ「SHOGUN 将軍」の時代考証に存分に活かした歴史学者。忠義と裏切り、芸術と暴力…相反する価値観の狭間で気高く生きた、兵たちの心の内を鮮やかに描き出す。破天荒だが美しい、400年前の日本人に出会う本。

目次

序章 なぜ本能寺の変は“謎”に満ちているのか
第一章 アナーキーな社会を生きた人々と戦国の思想
第二章 武将たちの激しい信仰と宗教戦争
第三章 不安定な主従関係と戦国の忠義
第四章 足軽と鉄砲が変えた戦国の合戦
第五章 戦国時代の切腹と武士の名誉

著者等紹介

クレインス,フレデリック[クレインス,フレデリック]
1970年、ベルギー生まれ。国際日本文化研究センター教授。専門は戦国文化史、日欧交流史。2024年にエミー賞作品賞を受賞したドラマ「SHOGUN 将軍」の時代考証を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

44
話題のNETFLIXドラマ「SHOGUN」の時代考証をした外国人日本史研究家の著作。明智光秀は何故謀反を起こしたのか。これまでは病気説、人生観の違い、信長の非道に憤りを感じた、などなど色々あるが、それは我々が日本人であるが故に江戸期以降に完成された武家のイメージで見ているからの誤りである、という序説から始まる。泰平期に固まった「武士観」と実際の戦国期の武士たちの自己認識の差を解く興味ある一冊だった。英語で書かれた翻訳物か、ご本人が日本語で書いたものかが明示ないことが少し残念。2025/08/29

Cana.t.kazu

4
 戦国末期の武士と武士の関係。 武士と農民の関係が改めて頭の中で整理できました。 しかし,その関係と社会の中での位置づけは筆者の考えだけなので,納得するのは無理かもしれませんね。2025/08/14

すうさん

3
副題に「なぜ切腹するのか」というのに興味があって購入。儒教で縛られた江戸時代とは戦国時代は死生観に大きな違いがある。主従関係であっても下剋上があるのはそのせい。歴史を学ぶときその時代の価値観や社会背景を知らねば真実は見えてこない。切腹についても同じで江戸時代になると切腹が「刑罰」になったが戦国時代では個人の感情に基づく自発的行動であり名誉や自尊心にかかわることが多かった。外国人の書いた歴史本であるがよくまとまっていて読みやすい文章だった。目新しいものは少なかったが良書であると思う。2025/10/24

RyoShun

0
著者は、ベルギー出身のクレインス氏。幼稚園で日本人の友人を持ったことがきっかけとなり、日本に関心を持ったらしい。彼が本書で訴えているのは、戦国時代と江戸時代ではそれぞれで生きている人の精神性が違う事。現代に生きている我々とすれば、二つの時代の境界線はないように感じているが、戦が終わった江戸時代においては、武家社会の存続を優先した規範が優先されたが、死と隣り合わせの戦国時代においては、個人の直情的な思いが優先されてきたきらいがあった。それが主従の在り方や切腹の仕方、死生観にも反映しているのではないかと説く。2025/11/16

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