幻冬舎新書<br> お布施のからくり―「お気持ち」とはいくらなのか

個数:
電子版価格
¥982
  • 電子版あり

幻冬舎新書
お布施のからくり―「お気持ち」とはいくらなのか

  • ウェブストアに65冊在庫がございます。(2025年06月20日 11時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344987715
  • NDC分類 186
  • Cコード C0295

出版社内容情報

葬儀のお布施

平均22.4万円!

高い?安い?

見返りは戒名だけ?

お布施のモヤモヤから

日本仏教の闇を暴く!



法事の際にお布施の額を僧侶に尋ね、「お気持ちです」と言われて困ったことはないだろうか。

仏教の教えでは「お布施」はサービスへの対価でなく「善業」(よい報いを生むもとになる行為)だ。

大事なのはお布施をしたいという「意思」=お気持ちなので、僧侶の側から金額を示すことはない。

だが、禁欲や財産放棄などの「戒」が守られない日本仏教では、お布施を受けるに値する僧侶は存在しないとも言える。そんな中でのお布施とは何なのか。

お布施のモヤモヤを解き明かし、形骸化した現代日本仏教に問題提起する一冊。

内容説明

法事の際にお布施の額を僧侶に尋ね、「お気持ちです」と言われて困ったことはないだろうか。仏教の教えでは「お布施」はサービスへの対価でなく「善業」(よい報いを生むもとになる行為)だ。大事なのはお布施をしたいという「意思」=お気持ちなので、僧侶の側から金額を示すことはない。だが、禁欲や財産放棄などの「戒」が守られない日本仏教では、お布施を受けるに値する僧侶は存在しないとも言える。そんな中でのお布施とは何なのか。お布施のモヤモヤを解き明かし、形骸化した現代日本仏教に問題提起する一冊。

目次

第一章 お布施の起源と役割―初期仏典を中心に(お布施の起源―バラモン教の祭祀と布施の意義;お布施の意味の転換―祭祀の報酬から、修行者への贈与へ ほか)
第二章 少ないお布施で大きな功徳を得る方法(「貧女の一灯」の物語をどう理解するか;布施する金額は果報の大きさにかかわるのか―動機と心の状態 ほか)
第三章 在家化する日本仏教とお布施(末法と無戒;在家化する僧侶たち―戒と律の教理から ほか)
第四章 日本仏教におけるお布施と悟り(日本仏教の特殊事情;浄土宗におけるお布施と悟り ほか)
終章 現代におけるお布施の意義を再定義する(総括:お布施の意味と目的;反省する日本仏教と、開き直る日本仏教 ほか)
より深く検討するために

著者等紹介

清水俊史[シミズトシフミ]
仏教学者。2013年、佛教大学大学院博士課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員PD、佛教大学総合研究所特別研究員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

16
お布施を取っかかりにした手軽な仏教入門という趣。初期仏教から鎌倉仏教までのお布施を中心とした要点をザッとつかめる作りになっている。個人的に日本の僧侶の肉食妻帯には違和感を持っていたが、本書によればそもそも日本の僧侶は出家戒を受けておらず、国際的には僧侶とは見なされないとのこと。また本書の趣旨からは外れるが、所々で引用されている仏教学の論著から、基本的に経典の解釈や教理についての探求しかしていないと思っていた仏教学が、ペット葬の可否など今日的な事項についても正面から取り上げているというのは意外だった。2025/06/01

Katsuto Yoshinaga

7
二十数年前、親族の葬儀の際、戒名料含めて布施の金額を寺の関係者に尋ねたところ、そろって「そんなこと答えられない」と口を濁された。仕方なく住職に直接聞くと「いっぽんでいい」と一言。請求書と領収書を求めると「そんなもん出さない」と宣う。親類に相談すると「そんなもんだろう」と言う。ふざけた話だとは思ったが、田舎のことだし、若かったし、時間もなかったので、言われるままに支払った。仏教が確実に嫌いになった思い出である。その時に本書があれば、議論ふっかけて無茶苦茶言い返せたのになぁ。寺と渡り合う必要がある方はぜひ。2025/05/31

K.C.

1
タイトルに惹かれて書評買い。タイトルは内容を表していない気がする点では騙された。ただ、仏教の歴史からお布施とは、出家とは、などと解き明かしていった内容自体は勉強になったので、騙された気持ちは相殺。ずいぶん厳しいことを書くなぁと読んでいると、最後の最後に、バックグラウンドが示されて、そのあたりの事情も少し理解した。アカデミーの世界の議論が、disりになっている世の中にはちょっと悲しくなる。2025/06/19

su-to

0
坊主丸儲け!! 坊主もビジネスなんだぁ…と感じさせられた一冊。 そもそも死後の世界なんて誰もわからないところにお金を絡みつけるのは極悪だと思うのですが。 課金額によって死後が極楽浄土なら金持ちしか勝たんですね。2025/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22664864
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品