出版社内容情報
弟・義経との小さな行き違いを大騒動に発展させて権力を手にし、鎌倉幕府を確立した源頼朝。抜擢されたことで激務に追われ、上司・信長への不満を溜めていった明智光秀。日本史の転換点となった対立・戦いのもとをたどると、日頃、誰もが経験するような「喧嘩」であることが多い。些細な喧嘩が、なぜ大きな戦いにまで発展してしまったのか。権力者は小さな火種をどう利用してきたのか。戦いを避けられる「もし」はなかったのか。平安時代から幕末までの10の「喧嘩」を、実証的に、かつ想像力を駆使して検証する
内容説明
弟・義経との小さな行き違いを大騒動に発展させて権力を手にし、鎌倉幕府を確立した源頼朝。抜擢されたことで激務に追われ、上司・信長への不満を溜めていった明智光秀。日本史の転換点となった対立・戦いのもとをたどると、日頃、誰もが経験するような「喧嘩」であることが多い。些細な喧嘩が、なぜ大きな戦いにまで発展してしまったのか。権力者は小さな火種をどう利用してきたのか。戦いを避けられる「もし」はなかったのか。平安時代から幕末までの10の「喧嘩」を、実証的に、かつ想像力を駆使して検証する。
目次
第1章 源頼朝VS弟・義経―弟は最大の脅威
第2章 源氏将軍VS北条氏―戦いが王をつくる
第3章 鎌倉幕府VS地方武士―ケチな出し惜しみが滅亡を招く
第4章 足利尊氏VS弟・直義―西か東か、日本が真っ二つ
第5章 尊氏派VS直義派―応仁の乱と関東争乱の理念なき「喧嘩」
第6章 上杉謙信VS武田信玄―何が何でも「○○○」が欲しかった
第7章 織田信長VS明智光秀―能力主義と抜擢人事の落とし穴
第8章 徳川家康VS豊臣秀頼―関ヶ原の「喧嘩相手」は三成にあらず
第9章 吉良上野介VS赤穂浪士―もしもあのとき、六秒ガマンしていれば…
第10章 伊井直弼VS水戸・薩摩藩―桜田門外の変、敵の敵は「敵」
著者等紹介
本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。文学博士。東京大学卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。石井進氏、五味文彦氏に師事。専攻は日本中世政治史、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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