出版社内容情報
新しい発想で世界経済をけん引する企業が次々と登場する欧米に比べ、なぜ日本ではイノベーションが生まれないのか。それは、欧米では子どもの頃から「当たり前を疑うことが大事だ」と徹底的に教え込まれ、物事を批判的に思考するクセができているから。その教育の根底にあるのが「哲学」だ。「知っていることを知らないと思ってみる」(ソクラテス)、「答えを出さない方がいいと考えてみる」(キーツ)等、古今東西の哲学から、マンネリを抜け出し、ものの見方が変わる100のノウハウを伝授する
内容説明
新しい発想で世界経済をけん引する企業が次々と登場する欧米に比べ、なぜ日本ではイノベーションが生まれないのか。それは、欧米では子どもの頃から「当たり前を疑うことが大事だ」と徹底的に教え込まれ、物事を批判的に思考するクセができているから。その教育の根底にあるのが「哲学」だ。「知っていることを知らないと思ってみる」(ソクラテス)、「答えを出さない方がいいと考えてみる」(キーツ)等、古今東西の哲学をもとに、マンネリを抜け出し、ものの見方が変わる100のノウハウを伝授する。
目次
はじめに イノベーションを起こすには、当たり前を疑うしかない
1 当たり前を疑うためのワザ50(別の事実を突きつける―ソクラテスの問答法;判断を中止する―フッサールの現象学的還元;要素に分解する―デリダの脱構築;動きとして見る―ドゥルーズの生成変化;逆から見る―カントのコペルニクス的転回 ほか)
2 哲学者に学ぶ具体的な疑い50(どこまでも自由になれると考えてみる―ノージックのリバタリアニズム;心と体は別だと考えてみる―デカルトの心身二元論;神は死んだと考えてみる―ニーチェの超人思想;死は悪いもんじゃないと考えてみる―ハイデガーのダーザイン;満足はなくよいと考えてみる―アリストテレスの中庸 ほか)
おわりに 疑いは終わりではなく始まり
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
1970年、京都府生まれ。哲学者。山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン、フリーター、公務員を経た異色の経歴を持ち、徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職に至る。専門は公共哲学。哲学をベースにした課題解決に取り組む傍ら、市民のための「哲学カフェ」を主宰するなど哲学の普及に努めている。最近はビジネス哲学研修も多く手がける。NHK Eテレ「ロッチと子羊」などで指南役を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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