幻冬舎新書<br> 凡人のためのあっぱれな最期―古今東西に学ぶ死の教養

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幻冬舎新書
凡人のためのあっぱれな最期―古今東西に学ぶ死の教養

  • 樋口 裕一【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344987203
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0295

出版社内容情報

妻ががんで逝った。61歳、1年あまりの闘病生活ののちの早すぎる死だった。家族が悲しみ、うろたえるなか、妻は、嘆かず恨まず、泰然と死んでいった。それはまさに「あっぱれな最期」だった。決して人格者でもなかった妻が、なぜそのような最期を迎えられたのか。そんな疑問を抱いていた私が出会ったのは、「菫ほどな小さき人に生まれたし」という漱石の句だった。そうか、妻は生涯「小さき人」であろうとしたのか――。妻の人生を振り返りながら古今東西の文学・哲学を渉猟し、よく死ぬための生き方を問う、珠玉の一冊。

内容説明

妻が癌で逝った。61歳、1年あまりの闘病生活ののちの早すぎる死だった。家族が悲しみ、うろたえるなか、妻は、嘆かず恨まず泰然と死んでいった。それはまさに「あっぱれな最期」だった。決して人格者でもなかった妻が、なぜそのような最期を迎えられたのか。そんな疑問を抱いていた私が出会ったのは、「菫ほどな小さき人に生まれたし」という漱石の句だった。そうか、妻は生涯「小さき人」であろうとしたのか―。妻の人生を振り返りながら古今東西の文学・哲学を渉猟し、よく死ぬための生き方を問う、珠玉の一冊。

目次

第1章 妻のあっぱれな死(ただ一人、泰然と逝く;ステージ3―抗癌剤治療始まる ほか)
第2章 菫のようなふつうの人(ほかの治療法はなかった;妻がいないと困るくらし〓々 ほか)
第3章 先人に学ぶ様々な死生観(死については口にしづらい;人は死ねばゴミになるのか ほか)
第4章 小さき人として生きるために(妻は、農家で育った田舎者だった;祖父を弔った故郷の土葬習慣 ほか)

著者等紹介

樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年、大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士後期課程満期退学。フランス文学、アフリカ文学の翻訳家として活動するかたわら、受験小論文指導の第一人者として活躍。現在、多摩大学名誉教授。通信添削による作文・小論文の専門塾「白藍塾」塾長、MJ日本語教育学院学院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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1
「飼いならされた死」というは言葉をはじめて耳にした。死は日常の延長というとらえ方だ。生き方と同じく死に方も自分で決定したい。生き方を語るようにどんな死に方をしたいのかを話せる世の中になれば、死は怖いものでないし生き方も変わってくる気がした。2024/03/29

神谷孝信

1
いつか来る死に向けての心構えを再度考えることが出来た。42024/03/11

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