幻冬舎新書<br> ウクライナ戦争と米中対立―帝国主義に逆襲される世界

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幻冬舎新書
ウクライナ戦争と米中対立―帝国主義に逆襲される世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 332p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344986701
  • NDC分類 319
  • Cコード C0295

出版社内容情報

2010年代後半以降、米中対立が激化するなか、2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻。世界情勢はますます混迷を極めている。プーチン大統領はロシア帝国の復活を掲げて侵攻を正当化し、習近平国家主席も「中国の夢」を掲げ、かつての帝国を取り戻すように軍事・経済両面で拡大を図っている。世界は、国家が力を剥き出しにして争う19世紀的帝国主義に回帰するのか? 台湾有事は起こるのか? 米中関係に精通するジャーナリストが、国際政治のエキスパート5人と激論を戦わせ、これからの世界の勢力図を描き出す。

内容説明

2010年代後半以降、米中対立が激化するなか、2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻。世界情勢はますます混迷を極めている。プーチン大統領はロシア帝国の復活を掲げて侵攻を正当化し、習近平国家主席も「中国の夢」を掲げ、かつての帝国を取り戻すように軍事・経済両面で拡大を図っている。世界は、国家が力を剥き出しにして争う19世起的帝国主義に回帰するのか?台湾有事は起こるのか?米中関係に精通するジャーナリストが、国際政治のエキスパート5人と激論を戦わせ、これからの世界の勢力図を描き出す。

目次

第1章 プーチンの戦争・習近平の夢(ロシアを勝たせてはいけない;19世紀的「ネオ近代」の到来)
第2章 武器を使わない戦争(経済制裁の本当の効果;「同盟」が重視される時代へ)
第3章 苦境に立つアメリカ(米中対立激化の背後で何が起きていたか;台湾有事、そのときアメリカは)
第4章 台湾有事のリスクとシナリオ(ロシア・ウクライナ戦争から得るべき教訓;体制間の生き残りをかけた競争)
第5章 パワーポリティクスに回帰する世界(日米欧の中で唯一、ロシアと緊張状態にあったイギリス;中国・ロシアの脅威を明確に示したNATOサミット ほか)

著者等紹介

峯村健司[ミネムラケンジ]
1974年生まれ。青山学院大学客員教授。北海道大学公共政策学研究センター上席研究員。ジャーナリスト。青山学院大学国際政治経済学部卒業。朝日新聞で北京・ワシントン特派員、ハーバード大学フェアバンクセンター中国研究所客員研究員などを歴任。「LINEの個人情報管理問題のスクープと関連報道」で2021年度新聞協会賞受賞。2010年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞

鈴木一人[スズキカズト]
1970年生まれ。立命館大学国際関係学部中退(飛び級)、立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。英国サセックス大学ヨーロッパ研究所現代ヨーロッパ研究専攻博士課程修了。博士(現代欧州研究、国際関係)。筑波大学国際総合学類准教授、北海道大学公共政策大学院教授等を経て、東京大学公共政策大学院教授。内閣府宇宙政策委員。地経学研究所所長。専門は、国際政治、大量破壊兵器不拡散、輸出管理、宇宙政策、科学技術と安全保障等。2013年から2015年まで国連安全保障理事会イラン制裁専門家パネルメンバー

村野将[ムラノマサシ]
1987年生まれ。米ハドソン研究所研究員。拓殖大学大学院国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程修了。岡崎研究所や官公庁で戦略情報分析・政策立案業務に従事したのち、2019年より現職。マクマスター元国家安全保障担当大統領補佐官らと共に、日米防衛協力に関する政策研究プロジェクトを担当。専門は、日米の安全保障政策、核・ミサイル防衛政策、抑止論など

小野田治[オノダオサム]
1954年生まれ。防衛大学校航空工学科卒業。第七航空団司令、空幕人事教育部長、西部航空方面隊司令官、航空教育集団司令官を歴任し、2012年退官。退職時の階級は「空将」。ハーバード大学シニア・フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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33
22年9月。峯村氏の『十三億分の一の男』は興味深く読んだが本書はまえがきから興奮気味なのでまずは落ち着けと。米中が台湾(民国)を巡って戦争(Hot war)するのか?戦争したいのは米国の方なのでは?中国(中共)は武力で統一するまでもない■仮に台湾有事が起きたとして、まず米軍が大陸に侵攻するわけではないだろうから、日本が巻き込まれるとなると台湾以外は自衛隊と在日米軍が戦うことになるのか?どうしても米中に戦争をさせたい人たちがいるらしい(私も戦争の可能性がないと思っているほど平和ボケしているわけではないが)2023/05/15

紙狸

25
2022年9月刊行。ジャーナリスト峯村健司氏が、国際政治、安全保障の論客5人と対談した。ロシアのウクライナ侵攻のインパクトと、台湾を巡る緊張について論じる。当方の関心は主に前者にあり、ロシア軍事の専門家、小泉悠氏の発言を丹念に読んだ。ロシアには基礎体力がある。戦争が2、3年続いてウクライナ軍の足腰が弱ったら、また首都キーウを狙いにいくかもしれない。小泉氏は締めくくりに、ロシア人に関する洞察を口にする。ロシア人は「人から好かれるのが苦手」だと。「忘れられるより嫌われたほうがマシ」という表現があるという。2022/10/25

入道雲

15
世界は動いている。ロシアとウクライナの戦争は、世界の今後をひっくり返すトリガーであるだろう。それに対して日本はどう向き合うのか?本書が出てから約半年。ウクライナを巡る状況は変化しているが、大きな方向性は本書で著者や各氏が述べたものだろう。日本人一人ひとりが周りを見渡し、足下も確認し、本気で行く末を考える岐路に立っている。5年、10年、20年後に後悔する事にならないように。2023/01/11

ピオリーヌ

14
国際政治等の専門家五人との対談集。以下印象に残った箇所を。「今後の国際秩序づくりにおける、日本政府の役割は大きい。心配なのは日本国民の意識。ウクライナ侵攻時にいわゆる[どっちもどっち論]が多くの有識者や著名人によって唱えられた。これだけ地理的に離れたウクライナ戦争でさえ[どっちもどっち論]が出てくる日本の世論が、台湾有事の際にどうなるか非常に心配」「ロシアによる侵略を擁護すれば、憲法九条に掲げられた平和国家としての理念を根底から覆すことになる。」2023/04/14

TS10

11
国際政治、安全保障の専門家たちとのウクライナ戦争、台湾有事、将来の国際秩序についての対談録。台湾有事の可能性や将来の国際秩序像については、各論者によって認識の相違が見られるものの、現下のウクライナ戦争への対応が今後の国際秩序や中国の対外行動に影響を及ぼすという点では共通している。個人的には、米中間の戦略核の均衡によって、通常戦力において劣っている日米側にこそ戦術核使用の検討を迫られているとする第三章での村野将氏の主張が最も衝撃的かつ説得的に感じられた。2024/02/05

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