幻冬舎新書<br> ギリシャ正教と聖山アトス

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幻冬舎新書
ギリシャ正教と聖山アトス

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  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344986305
  • NDC分類 198.19
  • Cコード C0295

内容説明

1054年、キリスト教は西方カトリック教会と東方(ギリシャ)正教会に分裂。その後カトリックは宗教改革を経てプロテスタントと袂を分かつが、正教はキリスト教の原点として、正統な信仰を守り続けている。ギリシャ北部にある正教の聖地アトスは、多くの修道院を擁し、現在も女人禁制の地。修道士たちは断食や節食により己の欲を律し、祈りにすべてを捧げてその地で生涯を終える。本書では日本人として初めてアトスで司祭となった著者が、聖地での暮らしを紹介しながら、欲望が肥大しきった現代にこそ輝きを放つ正教の教えを解説する。

目次

第1章 なぜ正教なのか
第2章 教会って何?聖堂って何?
第3章 十字を切ること イコンへの思い
第4章 生活習慣としての斎
第5章 聖山アトスの大修道院へ
第6章 時を超越した聖堂
第7章 修道院では何をしているのか
第8章 聖地巡礼とは何か
第9章 祈りとは何か
第10章 聖山アトスとコロナ禍

著者等紹介

パウエル中西裕一[パウエルナカニシユウイチ]
1950年東京都生まれ。日本ハリストス正教会東京復活大聖堂(ニコライ堂)司祭。2016年まで日本大学教授(古代ギリシャ哲学)。2015~2021年上智大学大学院神学研究科講師(東方キリスト教学)。2000年より毎年聖山アトスのメギスティス・ラヴラ修道院を訪れて、輔祭を務める。2012年よりラヴラ修道院付属のケリ(修道小屋)で、司祭として聖体礼儀を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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雲をみるひと

39
正教と正教徒の慣習や考え方を紹介した本。旅行者目線でのアトス山紹介本と思って読むと少し面食らうかもしれないが、日本人でこのテーマを扱える人は限られていると思われるし興味深い。作者のアトス山やギリシアでの経験も踏まえているので、他の正教をテーマにした本より学術面に薄く実生活や実態に踏み込んだ内容だと思う。2021/10/18

canacona

28
アトスに興味があって読んでみました。女人禁制、信仰に生涯を捧げる修道士。私は典型的な日本人らしく、神社にもお参りするし、お墓はお寺に、結婚式は教会でした。こんな私からすると、信仰に生涯を捧げるというのは異世界にも近い。そしてやっぱり食事についてが一番興味深く読みました。タラモサラダってギリシャ料理なんだ!どれもすごく豊かで美味しそう。ムール貝のトマト煮込みやフライ、エビのスープなど。聖歌を口ずさみながら収穫をする描写は、信仰ばかりの生活と思っていた修道士の人間らしい生き生きとした表情が見えた気がしました。2023/03/13

紫羊

18
写真家である息子さんの聖山アトスの本に登場する、ギリシャ正教司祭であるお父さんが書かれた本です。古代ギリシャ哲学の研究から東方キリスト教に関心が移っていき、ついには聖山アトスで司祭になった経緯と、聖地での暮らしがわかりやすい言葉で語られています。2023/03/19

いくら丼

7
聖山アトスが気になって探して、信仰者の視点を通して正教を知れました。最後にはコロナ禍での話も。どんな状況下であれ命を賭して祈り続けるのは、ここではきっと当たり前なんですね。女性に対して"開国"するようにとも勧告があるようですが、ここは男性信徒にとって、祈りに専念する隔離空間であるのが大事だろうなあと。「関係者以外立入禁止」とか、「○歳未満入場禁止」とかは珍しくもないわけで、別に良いんじゃなかろうか。巻頭だけでなく巻末にもカラー写真があり、全体像を知った上で最後に見ると、ぐっとイメージが深まって良かった。2022/09/23

田中峰和

7
免罪符あるいは贖宥状で処罰を免除したカトリックは、ルターなどの宗教改革に繋がりプロテスタントなど分裂していった。それに比べるとギリシャ正教はカトリックと分裂して以来、千年も頑固に教えを守ってきた。本書は日本人で初めて正教の聖地アトスで司祭となった著者が、現地での暮らしのレポートと正教の教えを解説してくれる。口絵に大量の頭蓋骨の前に著者が立つ写真がある。ポルポト政権下の大虐殺を連想させるおぞましい写真だが、事情は違う。正教では一度埋葬した遺体を数か月後に骨だけ掘り出して安置するらしい。理解に苦しむ習慣だ。2021/12/20

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