出版社内容情報
田代まさし氏への覚醒剤譲渡で二〇一〇年に逮捕され、懲役三年の実刑判決を受けた著者は、六本木のバーを拠点にあらゆる違法薬物を売り捌いていた。客は、金のある日本人。会社員もたくさんいた。マリファナの客は、癒しを求めて、コカインの客は、創造性のために、週末だけシャブをキメる客も多かった。しかし、楽しむための薬物は、いつしか生きるために欠かせなくなり、人生を破滅させる。自らも依存症だった元売人が明かす、取引が始まるきっかけ、受け渡し法、人間の壊れ方――。逮捕から更生までを赤裸々に描く。
内容説明
田代まさし氏への覚醒剤(シャブ)譲渡で二〇一〇年に逮捕され、懲役三年の実刑判決を受けた著者は、六本木のバーを拠点にあらゆる違法薬物を売り捌いていた。客は、金のある日本人。会社員もたくさんいた。マリファナの客は、癒しを求めて、コカインの客は、創造性のために、週末だけシャブをキメる客も多かった。しかし、楽しむための薬物は、いつしか生きるために欠かせなくなり、人生を破滅させる。自らも依存症だった元売人が明かす、取引が始まるきっかけ、受け渡し法、人間の壊れ方―。逮捕から更生までを赤裸々に描く。
目次
プロローグ 予感
第1章 逃走―身体からシャブを抜く(シャブが抜けるまでどこへ行くか;頼れるのは小倉の寺だ ほか)
第2章 勾留―薬物の入手先を教えるわけにはいかない(仲間は裏切れない;田代からの一文 ほか)
第3章 服役―シャブで稼いだ罪の内実(刑務所で過ごすための研修;雑居房の人々への挨拶 ほか)
第4章 釈放―シャブへの誘惑は果てがない(運が良かった受刑生活;刑務所の門を出る ほか)
エピローグ 再生
著者等紹介
倉垣弘志[クラガキコウジ]
1971年大阪府に生まれる。中学校入学後から街の不良となり、何度も警察に補導される。工業高校に入学すると、週末はバイクでの集団暴走を繰り返す。卒業後、飲食店に勤め、バブル期の繁華街で金を稼ぐことを覚える。同時期に音楽、ダンスに興味を持ち、没頭していく。主にブラックミュージック、ストリートダンスに心酔し、この頃からマリファナ、覚醒剤、LSDなどを使用する。2010年、田代まさし氏に覚醒剤を譲渡したとして、逮捕。懲役三年の実刑判決を受ける。2015年、八重山の離島に単身移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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