幻冬舎新書<br> 薬物売人

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幻冬舎新書
薬物売人

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  • サイズ 新書判/ページ数 293p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344986220
  • NDC分類 916
  • Cコード C0295

出版社内容情報

田代まさし氏への覚醒剤譲渡で二〇一〇年に逮捕され、懲役三年の実刑判決を受けた著者は、六本木のバーを拠点にあらゆる違法薬物を売り捌いていた。客は、金のある日本人。会社員もたくさんいた。マリファナの客は、癒しを求めて、コカインの客は、創造性のために、週末だけシャブをキメる客も多かった。しかし、楽しむための薬物は、いつしか生きるために欠かせなくなり、人生を破滅させる。自らも依存症だった元売人が明かす、取引が始まるきっかけ、受け渡し法、人間の壊れ方――。逮捕から更生までを赤裸々に描く。

内容説明

田代まさし氏への覚醒剤(シャブ)譲渡で二〇一〇年に逮捕され、懲役三年の実刑判決を受けた著者は、六本木のバーを拠点にあらゆる違法薬物を売り捌いていた。客は、金のある日本人。会社員もたくさんいた。マリファナの客は、癒しを求めて、コカインの客は、創造性のために、週末だけシャブをキメる客も多かった。しかし、楽しむための薬物は、いつしか生きるために欠かせなくなり、人生を破滅させる。自らも依存症だった元売人が明かす、取引が始まるきっかけ、受け渡し法、人間の壊れ方―。逮捕から更生までを赤裸々に描く。

目次

プロローグ 予感
第1章 逃走―身体からシャブを抜く(シャブが抜けるまでどこへ行くか;頼れるのは小倉の寺だ ほか)
第2章 勾留―薬物の入手先を教えるわけにはいかない(仲間は裏切れない;田代からの一文 ほか)
第3章 服役―シャブで稼いだ罪の内実(刑務所で過ごすための研修;雑居房の人々への挨拶 ほか)
第4章 釈放―シャブへの誘惑は果てがない(運が良かった受刑生活;刑務所の門を出る ほか)
エピローグ 再生

著者等紹介

倉垣弘志[クラガキコウジ]
1971年大阪府に生まれる。中学校入学後から街の不良となり、何度も警察に補導される。工業高校に入学すると、週末はバイクでの集団暴走を繰り返す。卒業後、飲食店に勤め、バブル期の繁華街で金を稼ぐことを覚える。同時期に音楽、ダンスに興味を持ち、没頭していく。主にブラックミュージック、ストリートダンスに心酔し、この頃からマリファナ、覚醒剤、LSDなどを使用する。2010年、田代まさし氏に覚醒剤を譲渡したとして、逮捕。懲役三年の実刑判決を受ける。2015年、八重山の離島に単身移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

21
依存性薬物の売人は最も低級で俗悪で下劣な生業である。罪のない人々に依存性薬物を販売すると人格が下劣になる。好きだからと言って毒を食べたら死んでしまう。依存性薬物を吸引するよりも本を読む方がどれだけ良いか。どうして、掃きだめの中に落ちていくのか。 2021/09/21

マッキー

5
マーシーに覚醒剤を捌いた人の手記。薬をゆっくり血管に入れるために一度血を注射器に戻す描写が痛々しい。経験者じゃないと書けないこともあるんだなと思った。2023/01/14

むさみか

5
田代まさしさんの話は ほとんどないんですが 薬については 全編にわたって 大暴露 とても生々しいです 薬物の使い方や 取引の仕方まで 赤裸々に書かれていて え・・・ちょっとここまで書いても 大丈夫かな と心配になるくらいでした2021/08/11

活字@れつだん先生

4
一気読み。田代まさしに売った売人の人生。経験者にしか書けない本は素晴らしい。空き缶に注射器を入れて潰す、シャブの話で興奮しウンコがしたくなる等々。拘置所での生活、刑務所、出所後の生活。覚せい剤の仕入れ値と売値まで書くとは。ラストは臭いが、まあこんなもんかね。2021/11/05

れに

3
田代まさしに薬物売ってた売人の手記。対したエピソードもないのに何回も彼の名前が文中で出てきて若干ウザい。箔付けと話題性の為なんだろうけど逆に有名人に乗っかってる感あって痛いわ。シャブ中がシャブの話すると興奮してオナラでてしまいには便までしたくなるとかはちまたには出回らないネタなのでその辺はまぁ良かったが。たださ、この人またやるよね。出所してからも逮捕されてないけど即やってたみたいだし。妻や子供がいたってそんなの何の抑止力にもならんと思う。こんなのが刑務所で食ってく為に何でうちらが税金払うわけ?バカなの?2022/02/10

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