内容説明
東京五輪、大阪万博、リニア開通と2020年代のビッグイベントを前に、外資や異業種も参入し、戦国時代を迎えた日本のホテル市場。かつて栄華を誇った「御三家」=帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニは新興勢力に押され気味…かと思いきや、国内の宿泊客だけでなく訪日客を合わせても帝国ホテルの評価は断トツで、オークラ、ニューオータニもそれに次ぐ。しかもその評価は年々さらに向上しているのだ。「おもてなし」「老舗の安心感」では片付けられない、御三家の歴史と意外な因縁に迫る。
目次
第1章 逆襲の御三家―なぜ外資系ホテルより評価が高いのか(長男・帝国ホテル;二男・ホテルオークラ ほか)
第2章 帝国ホテル 前編―130年の歴史を誇る、日本の近代ホテルの礎(「13階」のないホテル;社長に聞く、おすすめの過ごし方 ほか)
第3章 ホテルオークラ―和製ラグジュアリーホテルの着眼と実現(美術館に隣接したホテル;The Okura Tokyoに受け継がれた意匠 ほか)
第4章 ホテルニューオータニ―ホテル大衆化のフロントランナー(2万坪のテーマパーク;元力士のベンチャー起業家、大谷米太郎 ほか)
第5章 帝国ホテル 後編―守るべきもの、変えるべきもの(帝国ホテルのレシピ集を完成させた村上信夫;大衆化か、高級路線か ほか)
著者等紹介
山川清弘[ヤマカワキヨヒロ]
1967年、東京都生まれ。東洋経済新報社記者。91年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東洋経済新報社に入社後、記者として放送、ゼネコン、銀行、コンビニ、旅行など多くの業界を担当。98~99年、英オックスフォード大学に留学(ロイター・フェロー)。『週刊東洋経済』編集部、『会社四季報プロ500』編集長、『会社四季報』副編集長、『週刊東洋経済プラス』編集長などを経て、現在は『株式ウイークリー』編集長兼「会社四季報オンライン」副編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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