内容説明
一九五九(昭和三四)年、初の民間出身皇太子妃となった美智子さま。その美しさと聡明さで空前のミッチーブームが起き、皇后即位後も、戦跡や被災地を幾度となく訪れ、ますます国民の敬愛を集める。美智子さまは、戦後の皇室を救った“奇跡”だった。だが、今私たちの目に映るのは、雅子さまの心の病や眞子さまの結婚問題等、世間にありふれた悩みを抱えている次の世代の姿。天皇陛下と美智子さまの退位と共に、皇室が「特別な存在」「すばらしい家族」である時代も終わるのか?皇室報道に長く携わった著者による等身大の皇室論。
目次
第1章 マリア・テレジアと美智子さま(「ねむの木の庭」という美しきシンボル;マリア・テレジアからマリー・アントワネットへの教え ほか)
第2章 「皇后陛下」への伏線(テスとバラ;緒方貞子と曽野綾子と ほか)
第3章 後に続くお二人(雅子さまと紀子さまが属する世代;紀子さまが遅らせた気づき ほか)
第4章 ストーリーなき時代と皇室(「戦争」という遺産とその喪失;構成員の脱「規格」 ほか)
著者等紹介
矢部万紀子[ヤベマキコ]
1961年生まれ。コラムニスト。83年朝日新聞社に入社し、記者に。宇都宮支局、学芸部を経て、「アエラ」、経済部、「週刊朝日」に所属。「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理を経て、書籍編集部で部長を務め、2011年、朝日新聞社を退社。シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長となる。17年に株式会社ハルメクを退社し、フリーランスで各種メディアに寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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