内容説明
体長わずか数ミリメートルの昆虫を求めて、アマゾンの密林や広大なサバンナへと世界を旅する著者は、数々の恐ろしい目に遭ってきた。ペルーでは深夜の森で、帰り道の目印にと置いた紙片をアリに運ばれ遭難しかけたり、カメルーンではかわいい顔をしたハエに刺されて死の病に怯えたり、ギアナでの虫採りが楽しすぎて不眠症になったり…。「昆虫こわい」と半ば本気で、半ば興奮を戒めるためにつぶやく著者の旅を追ううちに、虫の驚くべき生態や知られざる実態がわかる、笑いと涙の昆虫旅行記。
目次
第1章 最強トリオ、南米へ―ペルーその1 2012年1月
第2章 アリの逆襲―ペルーその2 2013年9月
第3章 虫刺されは本当にこわい―カメルーンその1 2010年1月
第4章 ハネカクシを探せ―カメルーンその2 2015年5月
第5章 新種新属発見!―カンボジア 2012年6月ほか
第6章 熱帯の涼しくて熱い夜―マレーシア 2000年5月ほか
第7章 研究者もいろいろ―ミャンマー 2016年9月
第8章 いざサバンナへ―ケニア 2016年5月
第9章 でっかい虫もいいもんだ―フランス領ギアナその1 2016年1月
第10章 昆虫好きの楽園―フランス領ギアナその2 2017年1月
番外編 ちゃんと研究もしてますよ
著者等紹介
丸山宗利[マルヤマムネトシ]
1974年東京都出身。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て2008年より九州大学総合研究博物館助教、17年より准教授。アリやシロアリと共生する昆虫を専門とし、アジアにおけるその第一人者。国内外での昆虫調査を精力的に実施し、数々の新種を発見している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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