内容説明
世界中の貧困層や若者にとって、ハッカーは「ノーリスク・ハイリターン」の夢の職業だ。同時に、サイバー犯罪による“収益”を資金源とする犯罪組織やテロリストは、優秀なハッカーを常に求めている。両者が出会い、組織化され、犯罪の手口は年々巧みに。「気付かないうちに預金額が減っている」といった事件も今や珍しくないし、数十億円を一気に集めることも容易い。一方で、日本人は隙だらけ。このままでは生活を守れない!日々ハッカーと戦うサイバーセキュリティ専門家が、ハッカーの視点や心理、使っているテクニックを、ギリギリまで明かす。
目次
第1章 おいしすぎるハッキング・ビジネス(インターネットも自動車も、「これまでにない世界」へ連れて行ってくれる夢の乗り物;これまでゆっくりだった進化が、突然、革命的に動く時 ほか)
第2章 サイバー犯罪の実態と背景(「セキュリティ」から、何を連想するか?;ハリウッドの超大作に続々登場するハッキングシーンは、SFでなく現実 ほか)
第3章 サイバー犯罪ビジネスのテクニック(“マーケットとして”日本市場の魅力;“マネタイズ”弱いところが狙われる―負の連鎖 ほか)
第4章 ハッカーの視点、ハッカーの心理(信頼と実績あるマルウェアを使って、間違いのないハッキングを;重要インフラである「電力会社」へのハッキングも、今や容易い ほか)
第5章 サイバー犯罪の展望、そして今後のアプローチ(「危険だらけの場所を、何も見えていないのに、猛スピードで疾走」している私たち;日経225のトップ企業でさえ、約4割がサイバーセキュリティを軽視している!? ほか)
著者等紹介
足立照嘉[アダチテルヨシ]
サイバーセキュリティ専門家であり、投資家。国内外のIT企業の起ち上げから経営まで幅広く参画。千葉大学大学院在籍中に、IT系の事業会社を設立して以降、ニューヨークをはじめ、ロンドンやシンガポールを拠点に、2017年現在、30カ国以上で事業を展開。取引先には、Fortune Global 500にランクするような有名企業も多く含まれる。実地での経験も豊富で、サイバーセキュリティとサイバー攻撃に関して詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k5
as
Humbaba
hiro2030
Akira Suzuki