内容説明
一九八七年四月にフジテレビのドラマ枠となってから、都会を舞台にした若い男女の華やかな恋愛物語を徹底化させた“トレンディドラマ”で革命を起こし、爆発的なヒットを飛ばしてきた「月9」。ヒロインの最新ファッションや人気スポット以上に、人々を熱中させたものは何だったのか?私たちはそこに何を投影し、共感したのか?絶頂期の『ロンバケ』を含む三十九作品を中心に、「月9」が連続ドラマの頂点に立つまでの十年の軌跡をたどる。ドラマこそ今を映すジャーナリズム。恋愛ドラマとバブル経済と日本の興亡が重なる壮大な歴史ノンフィクション。
目次
前史としての「業界ドラマ」―一九八七年
トレンディドラマの確立―一九八八年
昭和の終わり・平成の始まり―一九八九年
トレンディドラマのリニューアル―一九九〇年
『時代のヒロイン』誕生―一九九一年『東京ラブストーリー』
二つ目の頂点へ―一九九一年、続き
「脚本家の時代」の始まり―一九九二年
新しい星―一九九三年
頂点の果て―一九九四年
「憧れの女性」から「いい男たち」へ―一九九五、九六年〔ほか〕
著者等紹介
中川右介[ナカガワユウスケ]
1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2014年まで出版社アルファベータ代表取締役編集長として、「クラシックジャーナル」や音楽家・文学者の評伝などを編集・発行。クラシック音楽、ポップス、歌舞伎等の評論・評伝に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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おかむら
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まさむね
ダンボー1号
nadaha