内容説明
民主主義を単なる政治のやり方だと思うのは、まちがいである。民主主義の根本は、みんなの心の中にある―一九四八年~五三年に中学・高校用社会科教科書として使われた『民主主義』は、民主主義とは何か、選挙権の意義、多数決の功罪など幅広い内容を、当時の一流の学者陣がやさしく格調高い文章で解説。民主主義に最も真剣に向き合った時代の日本人の熱い志に溢れ、戦後社会の大きな転機を迎えた今、ますます輝きを放つ。この知る人ぞ知る名著から重要な部分を厳選した、中学・高校生から大人まで必読の一冊。
目次
第1章 民主主義の本質
第2章 民主主義の発達
第3章 選挙権
第4章 多数決
第5章 目ざめた有権者
第6章 政治と国民
第7章 社会生活における民主主義
第8章 日本における民主主義の歴史
第9章 日本国憲法に現われた民主主義
第10章 民主主義のもたらすもの
補章
著者等紹介
西田亮介[ニシダリョウスケ]
1983年、京都生まれ。東京工業大学大学マネジメントセンター准教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学特別招聘准教授などを経て現職。専門は情報社会論と公共政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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