内容説明
一般葬、直葬、密葬、家族葬、一日葬など多様化する葬式事情。最近は病院の霊安室から火葬場へ直行、そのまま海などへの散骨を希望する人も出てきたが、多様化すればするほど悪い業者に騙されるケースも増えている。本書では1000件以上の葬儀を担当してきた現役葬祭マンが、実際に見聞きした悪徳葬儀関係者の手口を紹介。さらに、他人に聞けないお金のことやしきたり、葬儀手順の基本なども具体的に解説。実例や裏事情を知ることで、ブラック業者のカモにならない、心のこもった「現代的お葬式」のありようが見えてくる。
目次
第1章 ブラック葬儀屋の受注術
第2章 料金上乗せのブラックな手口
第3章 ブラックな葬祭関連アレコレ
第4章 騙されないための葬儀の基本データ
第5章 ブラックなお客様
第6章 知っておくと便利な葬儀常識
著者等紹介
尾出安久[オイデヤスヒサ]
1956年生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。33歳で葬儀業界に入り、「一級葬祭ディレクター」(厚生労働省認定)として現場の第一線で活躍。葬儀の仕入や発注の経験も豊富なため、総合的かつ実践的なアドバイスを身上とする。また、人間らしい葬儀を提案するアドバイザーとして講演、執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おかむら
51
最近葬儀を出したので興味深く読む。ウチの頼んだ葬儀屋さんはブラックではなかったのねーと一安心。ネットでみるとイオンのお葬式とかわりとリーズナブルでいいじゃんと思ってましたが、そのカラクリとか結局その金額では収まらないとかいろいろ勉強になりました。あとやっぱりお寺の檀家だと(知らなかったが檀家だった)お坊さんに払うお金が、なんかこう定価じゃないってとこが、お気持ちって言われてもとか、渡すタイミングとかなにかとヘイコラしなきゃなんないのが納得いかん。次はお寺関係の本を読もうっと。2016/03/13
大阪魂
46
井上さんの本に続いて葬送について読んでみた!2016年発行やからまだ最近の事情!病院にはりついて人が亡くなったらすぐ葬儀を請け負って暴利むさぼろうとするブラック葬儀屋。でも葬儀が一般葬から家族葬・直葬にかわってくる中、葬儀屋さんの商売の仕方もかわってきてるんやろなあ…ブラック葬儀屋は糾弾しつつ、この尾出さん自身が葬儀屋さんやからやろけど、今の簡単な葬儀への風潮は嘆いてはるような感じ。檀那寺とのつきあい、実家ではまだあるし、親が亡くなったりしたときどーしたらええんか悩むわ…でも香典辞退って関西だけやったん?2022/02/13
リキヨシオ
37
葬儀業者にしたら霊安室が営業場所になる。葬儀屋といってもあくまで「サービス業」だという事を痛感した。それだけ葬儀業者は丁寧な対応を求められるけど、半強制的に葬儀業者を利用する事と葬儀費用について疑問に思うのは不謹慎だという価値観を持っているから、利用者をだまして過剰な料金を請求するという「ブラック葬儀屋」が出現しやすい環境がある。病院と葬儀業者との深い関係、葬儀ブローカーやペット葬儀の存在など、あまり知られてない葬儀業者の実態を把握する事が出来る。家族の葬儀について考えるきっかけになる1冊だと思う。2016/04/26
アイスマン
14
例えば、病院から自宅まで葬儀社に搬送だけを依頼する場合には、その旨をはっきり伝えておく事。 「葬儀の事は親戚と話さないと決められません。心当たりの葬儀社もありますのでまずは自宅までの搬送と、ドライアイス2日分と枕飾り一式までお願いします」って感じか。 これにシーツ代までで概ね5万円程度が一般的だ。2018/10/09
as
11
相場を知る事が大事。事前にシュミレーションが必要です。2016/05/13