幻冬舎新書<br> 戦争する国の道徳―安保・沖縄・福島

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幻冬舎新書
戦争する国の道徳―安保・沖縄・福島

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983953
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

国民を舐めきった政治家に、激怒せよ!
もはや日本に道徳はなく、損得しかないのか!?
今、つくりだすべき倫理とは?

日本は戦争する国になった。これは怒ることを忘れ、日米安保に甘えた国民の責任だ。安保法制化も、沖縄県民だけに押し付けてきた米軍基地の問題も、当事者以外の意見を封じる福島の原発問題も背景にあるのは、怒りや苦しみによる連帯ができず、すべて他人事として受け流す日本人の感情の劣化だ。しかし、今度こそ怒らねば、そして怒りつづけねばならない。戦争する現実を直視しつつ、舐めた政治家たちに恐怖を与えねばならない。この危機に、かつて罵り合った小林よしのり氏と宮台真司氏、さらには東浩紀氏という日本を代表する論客三人が集い怒り合った。暴走する権力を阻止し、共闘することを誓った一冊。

感情を抑えるな! 絶望に囚われるな!
〇日本を変えるにはときには政治家へのテロしかない場合もある
〇国民国家間の戦争は本当にありえるのか
〇インターネットが持っていた連帯の可能性もいまは消えた
〇かつては日本が戦争を仕掛けたという事実を水に流していけない
〇「崩れた民主主義」の行きつく先
〇保守でも革新でもない、新しい日本像をつくる

内容説明

日本は戦争する国になった。これは怒ることを忘れ、日米安保に甘えた国民の責任だ。安保法制化も、沖縄県民だけに押し付けてきた米軍基地も、当事者以外の意見を封じる福島の原発問題も、背景にあるのは、怒りや苦しみによる連帯ができず、すべて他人事として受け流す日本人の感情の劣化だ。しかし、今度こそ怒らねば、そして怒りつづけねばならない。戦争する現実を直視しつつ、舐めた政治家たちに恐怖を与えねばならない。この危機に、かつて罵り合った小林よしのり氏と宮台真司氏、さらには東浩紀氏という論客が集い怒り合った。暴走する権力を阻止し、共闘することを誓った一冊。

目次

第1部 日本を変えるにはテロしかないのか(行動する人間は必要だがその行動が間違っている;なかなか本音を言えない沖縄人のタテマエの連帯;沖縄には基地そのものがいらない。でも基地の利権ができあがりすぎている;復興という動機が「結局カネでしょ」という内地の軽蔑につながる;復讐のつもりで始めた「あえてする依存」が、いつのまにかなしではいられない依存に ほか)
第2部 国民国家間の戦争はあり得るか(「日本人」とは誰のことか;「水に流して」はいけない;「手打ち」という解決の流儀;国民国家同士の戦争はもう起きない?;アフリカの子どもたちより貧しい日本の子ども ほか)

著者等紹介

小林よしのり[コバヤシヨシノリ]
1953年福岡県生まれ。マンガ家。76年、大学在学中に描いたデビュー作『東大一直線』が大ヒット

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年宮城県生まれ。社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)

東浩紀[アズマヒロキ]
1971年東京都生まれ。作家、思想家。株式会社ゲンロン代表取締役。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。93年「ソルジェニーツィン試論」で批評家としてデビュー。99年『存在論的、郵便的』(新潮社)で第二一回サントリー学芸賞、2010年『クォンタム・ファミリーズ』(河出文庫)で第二三回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

289
日本を代表する論者と個人的には思っている三者が、対談した一冊。感情がどこもかしこも劣化しているというのは印象的だった。みんなに合わせて生きていく人が多い中、こうやって孤独に立ち止まってものを思考するのはどんどん難しくなっているなと思った。2015/10/17

ちょき

32
小林よしのり氏、宮台真司氏、東浩紀氏による、おもに沖縄、福島、安保をテーマにした対談本。マスコミや共産党、SEALDsらが指摘する安保法案は本当に戦争法案か、沖縄の基地行政についてはどう考えどう対処するのが正しいのか、に関する答えを求め本書を購入。 宮台氏の知識の高さと小林氏のバランスの良を感じつつネットで情報を補足しながら読み砕いた。こういうイデオロギーがはっきりした本はある程度の中立性を意識しつつ、右派と左派の主張を見比べながら読んでいかないと自分自身が偏ってしまうと思う。論理思考の一助に。2015/12/01

ミッキー・ダック

30
東氏が司会の鼎談。対立していた保守の小林氏とリベラルの宮台氏が共闘するという興味で読んだが、かなり刺激的。ともに暴走する極右安倍政権、同時に護憲派左翼を現実無視のタテマエ主義だと批判。九条平和主義は戦争を引込む安保=沖縄米軍基地=対米隷属に支えられているという矛盾。これを解くのは重武装中立しかない。日本は戦争する国になってしまったが、これは日米安保に甘え怒りを忘れた国民の責任である。日本に道徳はなく損得しかないのか。今こそ連帯して国民を舐めきった政治家に激怒せよと説く。勉強になったし趣旨にも賛同。 2016/01/31

ちさと

27
対立しまくっていた小林よりのりを宮台さんが一生懸命よいしょしてるのが不可解に思えた、ゲンロンカフェの鼎談。3人の中では小林よしのりを一番読んでいるし賛同する意見も大いにあるんですけど、東さんが一番まともに思えました。ほのかなわれわれ感覚も失われ、言論の動機が承認欲求と言う「劣化した感情」をテーマに、持論を展開しまくる本です。「コミュニケーションの資本主義化」って日本人の頂点同調主義と絡まって最強に作用してると思う。じゃあ処方箋は何かっていう話になると、宮台さんの意見に従うのは抵抗を感じ得ない。2019/02/11

Shimaneko

26
沖縄の基地問題や福島関連の「当事者主義」など、気になるキーワードがてんこもりで、いろいろメモりながら興味深く読了。鼎談の進行役というかMCに徹している東浩紀の賢さが光る。例によって宮台氏の「クソ」「バカ」「ケツ舐め」系の罵倒煽りは許容範囲だけど、(呼ぶほうも呼ばれるほうも)いい歳こいて「よしりん」はそろそろキツイんじゃないかとw2016/01/26

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